RUN
Sunrun全米最大の設置済み契約の束と、百万世帯規模の蓄電池網が最大の強み。電気代の上昇と停電の増加は、屋根の発電と蓄電の価値を押し上げる。蓄電池を束ねて電力会社に売る仮想発電所は、設置済みの資産を二度稼がせる新しい鉱脈の立ち位置にいる。
家庭の屋根に太陽光パネルと蓄電池を自社負担で設置し、発電した電気を月額契約で売る事業が収益の柱。家主は初期費用なしで電気代を下げ、同社は二十年超の契約から長期の収入を得る。契約の束は証券化や税優遇の投資家への売却で資金化する。蓄電池を束ねて電力網に売る仮想発電所も育てる構造になっている。
連邦の税優遇の縮小は事業モデルの土台を直接削る。金利の上昇は資金化の採算と顧客の需要を同時に痛める。契約の解約や住宅売却時の引き継ぎの摩擦は、長期収入の前提を揺らす。巨額の借入を抱える構造は、資金市場の混乱に弱い。
配当はなく、資金を設置の拡大と蓄電池の標準搭載に投じる経営。現金創出を重視する規律へ転じ、採算の悪い販売経路を切る。税優遇の制度変更に合わせて商品設計を素早く組み替える方針が特徴になっている。
税優遇と補助の制度、金利、蓄電池の普及に依存する。太陽光の税額控除の経過措置を取り込めるか、金利が契約の資金化コストを圧迫しすぎないか、電気代の上昇が月額契約の魅力を保つか、そして蓄電池と仮想発電所が新しい収益として実るかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $22.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.1B(14%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$823M
- 他の流動資産$1.3B
- 固定資産$20.5B
- 流動負債$1.3B
- 長期借入金$14.7B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3B
- 売上成長率
- 45.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −4.3%
- 純利益率
- 15.2%
- ROE
- 14.4%
- ROIC
- −0.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$421M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −14.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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