
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
治療が難しいとされてきたがんの遺伝子変異を狙う、独自の創薬技術が強み。これまで薬が効きにくかった標的に挑むアプローチで、成功すれば大きな需要が見込める。有望さを評価され、大手製薬会社との提携や潤沢な資金を引き寄せてきた立ち位置にいる。
いまはまだ承認された薬がなく、売上は乏しい。収益の源は、開発中のがん新薬がいずれ承認され、販売されることへの期待にある。大手製薬会社との提携で開発資金や一時金を得ることはあるが、本格的な収益は新薬が世に出てからで、それまでは研究開発の先行投資が続く段階にある。
臨床試験で期待した効果が出なかったり、安全性の問題が見つかったりすると、企業の価値が一気に崩れる。販売前で収益がないため、開発資金が尽きると増資で株式の価値が薄まる。競合がより良い薬を先に出すことも、大きなリスクになる。
配当を出さず、調達した資金を新薬の臨床試験と研究開発に集中投下する、開発専念の経営。一つひとつの試験の結果に会社の将来を賭けつつ、大手との提携や増資で長い開発期間を支える資金を確保する方針が特徴になっている。
開発中のがん新薬が、臨床試験で効果と安全性を示せるかに大きく依存する。試験の結果が良好で承認にたどり着けるか、開発を続ける資金を確保できるか、そして大手との提携をうまく進められるかが、企業の価値を左右する決定的な前提になる。
資産 $2.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.6B(69%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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