RYN
Rayonier林業に純化した数少ない上場の大地主として、木の成長という腐らない在庫を持つ点が最大の強み。市況が悪ければ伐らずに待てる選択肢は、他の資源にない柔軟さになる。人口流入地帯の土地の転用と自然資本の収入という、森の新しい稼ぎ方を開く立ち位置にいる。
保有する森林から伐り出す丸太の販売が収益の柱。木は伐らなければ毎年太り、市況の悪い年は伐採を遅らせて価値を蓄えられる。成長の速い南部の人工林が中心になる。宅地に向く土地を開発用に高く売る転用益と、炭素の貯留や太陽光用地といった自然資本の収入も加わる。森の成長と土地の使い分けで稼ぐ構造になっている。
住宅不況は丸太の需要と価格を直撃する。南部では丸太の供給が製材能力を上回り、価格の低迷が長引いてきた。山火事や台風は資産そのものを傷つける。金利上昇は配当株の評価を削り、土地の転用も市況が凍れば止まる。
高めの配当を維持しながら、森林の入れ替えと土地の転用で価値を引き出す経営。割安な森を買い、成熟した資産は高く売る規律を守る。炭素貯留や用地貸しなど伐らない収入を育てる方針が特徴になっている。
木材の需要と、住宅着工、土地の転用機会に依存する。住宅建設と紙パルプ向けの丸太需要が価格を支えるか、製材所の稼働が地域の丸太を引き取るか、人口流入地帯の土地を宅地や産業用に高く転用できるか、そして炭素や再エネの新収入が育つかが、業績と配当を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.2B(65%)。
自己資本と借入のバランスは同業の平均より良い
- 現金・現金同等物$843M
- 他の流動資産$41M
- 固定資産$2.5B
- 流動負債$271M
- 長期借入金$845M
- 短期借入金$200M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $484M
- 売上成長率
- −51.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 17.2%
- 純利益率
- 97.9%
- ROE
- 21.5%
- ROIC
- 2.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $257M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 53.0%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $292M
- 配当性向
- 61.6%
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