SAIA
Saia全米へ拠点網を積極的に広げ、積み合わせ輸送で成長を続けてきた勢いが強み。新設拠点で取り込む荷物の増加を採算改善につなげる運営に長け、サービスの質で荷主の支持を得てきた。大手がひしめく積み合わせ輸送で、規模を拡大しながらシェアを伸ばす立ち位置にいる。
一台のトラックに複数の荷主の小口貨物をまとめて運ぶ「積み合わせ輸送」の運賃が収益の柱。集めた荷物を拠点で仕分けし、効率よく束ねて運ぶ。多数の拠点とトラックを抱え、運んだ貨物の量と運賃の水準で採算が決まる。拠点網を広げ、トラックを高い積載率で効率よく回すことで稼ぐ構造になっている。
景気後退で荷動きが鈍ると、荷物が減り運賃も下がって採算が悪化する。拠点網の拡大は先行投資がかさみ、荷物が想定どおり集まらないと重しになる。運転手の不足や人件費・燃料費の上昇、競合との運賃競争も、収益を圧迫する要因になりうる。
配当を出さず、利益を拠点網の拡大と設備への投資に振り向ける成長志向の経営。積み合わせ輸送という景気に振れる事業で、拠点を増やして荷物を取り込み、トラックの効率と運賃管理で採算を保ちながら成長を続ける方針が特徴になっている。
荷動きの活発さと、積み合わせ輸送の運賃水準に依存する。景気が良く物が活発に動くと荷物が増え運賃も上がる。新設した拠点を早く軌道に乗せられるか、トラックを効率よく回せるか、運転手を確保できるか、そして燃料費を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.6B(74%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$20M
- 他の流動資産$415M
- 固定資産$3B
- 流動負債$265M
- 長期借入金$163M
- 短期借入金$980K
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.2B
- 売上成長率
- 0.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 10.9%
- 純利益率
- 7.9%
- ROE
- 9.9%
- ROIC
- 10.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $595M
- フリーCF
- $27M
- 営業CFマージン
- 18.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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