Science Applications International は、米政府・軍のITシステムの構築と運用を請け負う老舗だ。
強みは、数十年にわたり政府のシステムを支えてきた実績と、機密を扱う認証を持つ人材の層にある。政府ITは参入の壁が高く、現職の請負業者が更新で有利になりやすい。派手な成長はないが受注残が厚く、配当と自社株買いで還元する。一方で政府予算の削減や成立の遅れ、政府閉鎖は契約の執行を直接止める。政府効率化の号令で役務契約が見直されると案件の縮小が起き、再入札での失注は数年分の収益を一度に失わせる。SAIC を読むときは、政府のIT予算と入札の勝敗、契約の更新を軸に見るとよい。
