SANM
Sanmina通信や医療、防衛など、信頼性が強く求められる難度の高い分野に絞った受託製造の技術が強み。汎用の組み立てより付加価値が高く、認証や品質が問われるため簡単に他社へ切り替えられない。自社ブランドを持たず顧客と競合しないため、信頼して任されやすい立ち位置にいる。
通信機器や医療機器、産業・防衛機器といった、信頼性が求められる電子機器を、顧客の設計に基づいて組み立てる受託製造が収益の柱。自社ブランドの製品は持たず、製造に徹する。基板の実装から完成品の組み立て、試験までを請け負い、難度の高い分野に絞って製造の対価を得る構造になっている。
顧客の機器メーカーの生産が鈍ると、受託の仕事が減る。受託製造は利益率が薄く、価格競争に弱い。特定の大口顧客や分野への依存、部品不足による生産の混乱も、収益の重しになりうる。需要の波で受注が振れやすい点も抱える。
配当を出さず、稼いだ資金を難度の高い分野向けの生産能力と、自社株買いに振り向ける経営。利益率の薄い汎用製造を避け、医療や防衛など付加価値の高い分野に集中し、顧客との関係を深めて安定した受注で稼ぐ力を高める方針が特徴になっている。
通信や医療、産業・防衛向けの電子機器の需要に依存する。これらの分野の生産がどれだけ活発か、難度の高い製品で安定した品質を保てるか、主要な顧客との関係を維持できるか、そして部品の調達を安定させられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $5.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.5B(43%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$926M
- 他の流動資産$3.9B
- 固定資産$993M
- 流動負債$2.8B
- 長期借入金$283M
- 短期借入金$18M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8.1B
- 売上成長率
- 7.4%
- 粗利率
- 8.8%
- 営業利益率
- 4.4%
- 純利益率
- 3.0%
- ROE
- 9.7%
- ROIC
- 9.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $621M
- フリーCF
- $473M
- 営業CFマージン
- 7.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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