SBAC
SBA Communications携帯通信に欠かせない通信塔という、新規に建てにくい資産を保有する点が最大の強み。一つの塔に複数の通信会社が相乗りするほど、追加費用なく賃料が積み上がる。データ通信の増加でアンテナ需要が伸びる長期の追い風を、長期契約で取り込める立ち位置にいる。
携帯電話の電波を中継する通信塔を保有し、通信会社にアンテナの設置場所として貸し出す賃料が収益の柱。一つの塔に複数の通信会社が相乗りするほど採算が良くなる。契約は長期で、物価上昇に応じて賃料が上がる仕組みも持ち、安定した賃料を積み上げる構造になっている。
通信会社の合併で重複する設備が解約されると、賃料が減る。金利上昇は、多くの塔を抱える不動産投信にとって資金調達と評価額の重しになる。通信会社の設備投資の減速や、海外事業の為替変動も、収益の重しになりうる。
配当を出しつつ、借入を使って通信塔の取得・建設を進める成長志向の経営。一つの塔への相乗りを増やして採算を高め、データ通信の増加という追い風を取り込みながら、長期契約と物価連動の賃料で安定収入を積み上げる方針が特徴になっている。
携帯通信のデータ量の増加と、通信会社の設備投資に依存する。通信量が増えてアンテナの増設需要が伸びるか、一つの塔への相乗りを増やせるか、新たな塔を取得・建設できるか、そして金利の水準が、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $11.6B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益は支払利息の2.9倍、借金は本業の稼ぎの約8.7年分
- 現金・現金同等物$265M
- 他の流動資産$509M
- 固定資産$10.8B
- 流動負債$2.7B
- 長期借入金$11B
- 短期借入金$1.9B
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.8B
- 売上成長率
- 5.1%
- 粗利率
- 75.5%
- 営業利益率
- 47.7%
- 純利益率
- 37.4%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.3B
- フリーCF
- $1.1B
- 営業CFマージン
- 45.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $479M
- 配当性向
- 45.5%
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