J.M. Smucker は、ジャムやコーヒー、ピーナッツバター、ペットフードの有名ブランドを抱える食品会社だ。
強みは、複数の分野で親しまれた有名ブランドを束ねる点にある。生活に身近な食品ゆえ需要が安定し、ブランド力で値上げを通しやすい。買収でブランドや分野を広げ、家庭の食卓とペットの両方の棚を押さえてきた。一方でコーヒー豆など原材料費の上昇を値上げで吸収しきれないと利益率が圧迫され、値上げで消費者が割安な自社ブランドへ流れるとシェアが削られる。買収の負担も重しだ。SJM を読むときは、食品の安定需要と、コストと価格の綱引きを軸に見るとよい。
