SLM は、米国の大学生に民間の学資ローンを貸す最大手だ。
最大の強みは、学生ローンという与信の難しい分野で、何十年分の返済データと大学窓口での圧倒的な存在感を持つ点にある。政府ローンの上限と学費の差額という構造的な需要が毎年生まれ、政府制度が縮めば民間の領分が広がる側に立つ。一方で若年層の雇用が悪化すると担保のないローンの貸し倒れが跳ね上がる。学生債務への政治の介入は事業環境を一変させえ、進学率の頭打ちと出生数の減少は長期の天井になる。SLM を読むときは、貸付の伸びと貸し倒れ率、制度変更の行方を軸に見るとよい。
