
配当利回りが高く、配当で株主に報いる会社
縮む成熟市場ながら、業界の供給も同時に減るため高い収益を保ちやすく、稼いだ現金を手厚く株主に還元する規律が最大の強み。大手から分離独立し、印刷用紙という一点に特化して効率を高めた。新規の参入がなく、生き残った数少ない専業として、縮む市場で稼ぎ続ける立ち位置にいる。
コピー用紙や印刷、出版に使う、表面を加工していない普通の紙を世界規模で作って売るのが収益の柱。北米や中南米、欧州に工場を持ち、地域ごとに供給する。大手の紙パルプ会社から分離独立し、この一つの分野に特化した。電子化で需要が縮む成熟市場だが、供給も減るため採算を保ちやすい。紙の販売量と価格、原料費との差で稼ぐ構造になっている。
電子化による紙の需要の減少が加速すれば、価格と数量の両方が崩れる。パルプやエネルギーの原料費の高騰は採算を圧迫する。中南米の通貨や政治の不安定さは、その地域の収益を揺らす。成熟して縮む市場ゆえ、長期では事業そのものが先細るという構造的な逆風を常に抱える。
配当を手厚く続け、自社株買いも交えて株主に還元する経営。縮む市場で無理な拡大を追わず、効率の高い工場を残して採算を守る。生み出した現金を還元と借入の返済に充て、成熟市場の専業として規律ある運営を貫く方針が特徴になっている。
印刷用紙の需要と、供給の減少、原料費に依存する。電子化で縮む紙の需要が緩やかな減少にとどまるか、業界全体で工場が閉鎖され供給が需要に見合うか、パルプやエネルギーの原料費を抑えられるか、そして高い収益を保ちながら株主還元を続けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $966M(35%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
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