景気敏感な事業で、配当も出す会社
地質データの解析で新しい地層を先に押さえる技術力と、派手さを避けて現金を残す経営の規律が最大の強み。三つの鉱区の組み合わせは単一盆地の同業より柔軟に投資先を選べる。買収と返済を交互に進める手堅い中堅として、市況の波を生き抜く立ち位置にいる。
テキサス州西部と南部、買収で加えたユタ州の鉱区で生産する原油と天然ガスの販売が収益の柱。地質の解析で同業が見落とした地層を当てる技術に定評があり、掘削の成功率と井戸の質で稼ぐ。生産の一部は価格を先に固定して下振れに備える。三つの鉱区の使い分けと費用の規律で現金を残す構造になっている。
油価の急落は収益と還元の原資を直撃する。ユタ州の原油は性状が特殊で販路が限られ、値引き幅が広がる弱点を持つ。買収で増えた借入は価格の谷と重なると重い。中堅ゆえ大手の規模の効率には及ばず、市況の長い冬では体力の差が出る。
固定の配当を守りながら、自社株買いと借入の返済を市況に応じて使い分ける経営。掘削は採算の基準を厳しく守り、増産より井戸の質を優先する。地質技術への投資で次の鉱区を仕込む方針が特徴になっている。
油価と、鉱区の掘削成果、買収鉱区の立ち上がりに依存する。油価が採算ラインを上回り続けるか、新しい地層の開発が井戸の質を保つか、ユタ州の鉱区が想定通りの収益を生むか、そして借入の返済と株主還元の両立が続くかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $9.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.8B(52%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
読み込み中…