SMSI
Smith Micro Software消費者向けアプリとして単独で売るのではなく、通信会社のブランドの中に溶け込ませる白ラベルの供給形態を選ぶ点が特徴。2024年には立ち上げを早めるSafePath Globalという新しい提供の形も始めた。
自社の名前で消費者に売るのではなく、SafePathという白ラベルの見守りソフトを携帯電話会社に卸す。通信会社が自社ブランドの付加サービスとして契約者に届け、その契約に基づくライセンス料が同社の収入になる。
売上を少数の大口通信会社に頼っており、契約の打ち切りや自社開発への切り替えが起きれば売上が一気に細る。見守りソフトの領域は競合が多く、価格面の圧力が強い。研究開発費がかさみやすく、黒字化までの距離はまだ縮まっていない。
近年の投資先はSafePath製品群の拡張にはっきり集中している。2024年のSafePath Kids、2025年のSafePath OSと、通信会社の主力商品そのものに組み込める形へ製品を寄せている。
収入の出どころは少数の大口通信会社に偏っており、1社が採用をやめるだけで数字の景色が変わる。契約者に実際に使われているかどうかが、次の更新交渉の材料になる。
この会社をどう読むか
Smith Micro Softwareと聞くと、消費者向けの見守りアプリを作る会社を思い浮かべやすい。実際に代金を払うのは一般の利用者ではなく、携帯電話会社の方である。
SafePathは契約先の通信会社のブランドに載って利用者に届き、同社の名前は表に出ない。そのぶん業績は数少ない大口の通信会社との関係にそのまま連動し、1社を失えば空いた穴は簡単には埋まらない。
バランスシート (要約)
資産 $25M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $18M(74%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$1M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$20M
- 流動負債$6M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $17M
- 売上成長率
- −15.5%
- 粗利率
- 74.1%
- 営業利益率
- −167.1%
- 純利益率
- −168.9%
- ROE
- −159.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$7M
- フリーCF
- −$7M
- 営業CFマージン
- −41.4%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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