Sonoco Products は、食品の金属缶や紙の芯管など、地味な包装資材を世界で供給する老舗だ。
最大の強みは、缶詰の缶という、景気に左右されにくく代替もされにくい包装で世界規模の地位を築いた点にある。保存食品の缶は中身が変わっても需要が残り、リサイクル性の高さは脱プラスチックの流れの受け皿にもなる。半世紀を超える増配の実績も持つ。一方で鋼材や古紙の価格急騰に転嫁が追いつかないと薄い利幅が消え、大型買収で膨らんだ借入は金利上昇と景気悪化が重なると重荷になる。事業の入れ替えに伴う費用も見通しを曇らせる。SON を読むときは、原材料コストの転嫁と欧州事業の統合、借入の返済を軸に見るとよい。
