
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
球体の内側全面を覆う巨大な映像と、振動まで伝える音響という、他に類を見ない体験を提供できる点が最大の強み。一度しか味わえない没入感が話題を呼び、外壁の巨大スクリーンは広告媒体としても価値が高い。代えのきかない独自の施設で、エンタメの新しい形を切り開こうとする立ち位置にいる。ただし巨額投資の回収という重荷も背負う。
ラスベガスにある巨大な球体型の施設で、最先端の映像と音響を使ったショーやコンサート、イベントを開催する収益が柱。チケットの販売、施設の貸し出し、スポンサー、外壁の巨大スクリーンの広告などから収入を得る。これに、傘下のケーブル音楽番組などのメディア事業が加わる。他にない体験を提供する施設で稼ぐ構造になっている。
目新しさが薄れて集客が鈍ると、巨額の投資の回収が難しくなる。建設に莫大な費用がかかり、借入の負担が重い。景気後退でラスベガスの観光やエンタメ支出が冷えると、チケットや広告の収入が落ち込む。同様の施設を他都市に広げる計画の遅れや、運営コストの重さも、収益の重しになりうる。投資回収が大きな課題だ。
配当を出さず、収益を施設の集客向上と、コンテンツの拡充、他都市への展開、借入の管理に振り向ける経営。他にない体験という強みを生かして集客と広告収入を高めながら、巨額の建設投資を回収し、独自の施設を他都市へ広げて稼ぐ力を確立しようとする方針が特徴になっている。
施設の集客と、イベントの稼働、巨額投資の回収に依存する。圧倒的な映像体験で観客を集め続けられるか、人気のショーやイベントで施設を高い稼働で埋められるか、外壁広告やスポンサー収入を伸ばせるか、そして巨額の建設投資を回収できるかが、業績を左右する大きな前提になる。新しさを保てるかが鍵になる。
資産 $4.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.2B(53%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…