SPS Commerce は、小売とその取引先の間の受発注のやり取りを、ネット上で標準化してつなぐ基盤の会社だ。
最大の強みは、立場の異なる小売と取引先の双方をつなぐ網の効果と、いったん業務に組み込まれると外しにくく解約が極めて少ない粘り強さにある。一方で景気後退で小売の取引が冷えれば受発注の量と新規契約が鈍り、巨大な業務ソフトの参入や小売の倒産も逆風になる。標準化された分野ゆえ大幅な値上げが難しい点も弱みになる。SPSC を読むときは、小売の取引と契約の継続、取引先の拡大を軸に見るとよい。

小売と取引先という、立場の異なる双方をつなぐ網の効果が最大の強み。一つの小売につながる取引先が増えるほど、その小売と取引したい新たな取引先も引き寄せられる。いったん業務に組み込まれると外しにくく、解約が極めて少ない。商取引の裏側を標準化して支える、地味だが粘り強い基盤の立ち位置にいる。
小売店とその商品を納める多数の取引先の間で、注文や請求、納品の情報をばらばらの形式から標準の形に整えてやり取りする基盤を月額で提供するのが収益の柱。これまで電話や書類で手間のかかった業務を自動でつなぐ。小売と取引先の双方が利用するため、いったん組み込まれると外しにくい。つながる企業が増えるほど契約が積み上がる構造になっている。
景気後退で小売の取引が冷えれば、受発注の量と新規の契約が鈍る。巨大な業務ソフトの会社が同じ機能を取り込めば競争が激しくなる。小売の倒産や統合が進めば、つながる取引先が減る。標準化された地味な分野ゆえ、大きな価格の引き上げは難しく、成長は契約数の積み上げに頼る。
配当を出さず、現金を機能の強化と買収による顧客の拡大に充てる経営。積み上がる月額の契約を増やし、極めて低い解約率を保つことを重んじる。同業の買収で取引先の網を広げ、地道に契約数を積み上げる方針が特徴になっている。
自己資本・流動性ともに安定し、黒字を維持しながら財務の安全性も高い水準にあります。
前年比。3年の年平均は 18.6%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
フリーCFがプラスで、現金を生み出せている状態
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
SPS Commerce は、小売とその取引先の間の受発注のやり取りを、ネット上で標準化してつなぐ基盤の会社だ。
最大の強みは、立場の異なる小売と取引先の双方をつなぐ網の効果と、いったん業務に組み込まれると外しにくく解約が極めて少ない粘り強さにある。一方で景気後退で小売の取引が冷えれば受発注の量と新規契約が鈍り、巨大な業務ソフトの参入や小売の倒産も逆風になる。標準化された分野ゆえ大幅な値上げが難しい点も弱みになる。SPSC を読むときは、小売の取引と契約の継続、取引先の拡大を軸に見るとよい。
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