Sempra は、カリフォルニアやテキサスで電気・ガスを供給する規制電力に、天然ガスの輸出事業を併せ持つエネルギー大手だ。
地味な地域電力会社が規制下で安定して稼ぐ一方、米国産の天然ガスを液体にして海外へ売る輸出事業が成長を担う、二輪の構造を持つ。電力需要の増加と世界のガス需要は追い風だが、巨額の設備投資ゆえ金利の影響も受ける。SRE を読むときは、規制電力の安定と、天然ガス輸出という成長事業、そして金利という重しを合わせて見るとよい。

規制下で安定して稼ぐ地域電力に、米国産天然ガスの輸出という成長事業を併せ持つ二輪が強み。成長地域のテキサスやカリフォルニアに地盤を持ち、世界のエネルギー需要を取り込める輸出基地という独自の柱を持つ。
担当地域の家庭や企業に電気とガスを届ける規制下の電力・ガス事業が安定収益の柱。これに、米国産の天然ガスを冷やして液体にし、海外へ輸出する事業が成長を担う。規制で守られた安定収入と、輸出という成長事業の二輪で稼ぐ構造になっている。
金利上昇は、巨額の設備投資を要する事業の負担を重くする。規制当局が料金の値上げを認めなかったり、山火事など災害で設備が損傷したり、輸出基地の建設が遅れたりすると、収益の重しになる。
安定した増配で株主に報いつつ、規制電力と天然ガス輸出の両方へ投資する成長重視の経営。規制事業の安定収益を土台に、成長分野の輸出基地へ資金を回す二段構えの方針が特徴になっている。
財務はおおむね健全です。一部の指標に改善の余地があります。
前年比。3年の年平均は -1.7%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
フリーCFがプラスで、現金を生み出せている状態
株価に対して年間いくら配当が出るか
利益のうち配当に回す割合。高すぎると無理がある
Sempra は、カリフォルニアやテキサスで電気・ガスを供給する規制電力に、天然ガスの輸出事業を併せ持つエネルギー大手だ。
地味な地域電力会社が規制下で安定して稼ぐ一方、米国産の天然ガスを液体にして海外へ売る輸出事業が成長を担う、二輪の構造を持つ。電力需要の増加と世界のガス需要は追い風だが、巨額の設備投資ゆえ金利の影響も受ける。SRE を読むときは、規制電力の安定と、天然ガス輸出という成長事業、そして金利という重しを合わせて見るとよい。
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