
SRPT
Sarepta Therapeutics筋肉が衰える進行性の難病という、有効な治療が乏しかった領域で複数の承認薬を持ち、現に売上を上げる数少ないバイオである点が最大の強み。核酸の薬と遺伝子治療の二つの柱を持ち、この難病への深い知見を積む。患者の数は限られるが切実な需要の高い領域で先行する、遺伝子治療のバイオの立ち位置にいる。
筋肉が徐々に衰える進行性の難病を主な標的に、薬を開発・販売するのが事業の柱。遺伝子の異常を補う核酸の薬と、原因の遺伝子を体に届ける一度の投与を狙う遺伝子治療の、二つの柱を持つ。この難病の領域で複数の承認薬を持ち、現に売上を上げている数少ないバイオになる。これに加え、他社と提携して開発や販売の力を補う。承認薬の販売と、続く候補の成果で稼ぐ構造になっている。
遺伝子治療には重い副作用の懸念が付きまとい、安全性を巡る不安は信頼と売上を大きく揺らす最大の弱点になる。承認薬の効果を巡る議論が、保険の支払いや処方の判断に影を落とすこともある。一度の投与が非常に高額で、保険の支払いが普及の壁になる。続く候補の試験の失敗や、同業との競争の激化も弱みになる。
配当を出さず、現金を承認薬の販売と、続く候補や適応の拡大の開発に充てる経営。提携先と開発や販売の負担と力を分け合う。安全性への懸念に丁寧に対応して信頼を保ちつつ、難病の領域での先行の地位を生かして適応を広げ、成長の柱を増やす方針が特徴になっている。
承認薬の売上と、安全性、続く候補の試験に依存する。複数の承認薬が現場に広く使われ売上を伸ばせるか、遺伝子治療の安全性への懸念を抑えて信頼を保てるか、続く候補や適応の拡大の試験が成果を出すか、そして高額な遺伝子治療に保険の支払いが付くかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(34%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約3年分
- 現金・現金同等物$801M
- 他の流動資産$1.7B
- 固定資産$812M
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$829M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.2B
- 売上成長率
- 15.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −31.8%
- 純利益率
- −32.5%
- ROE
- −62.5%
- ROIC
- −28.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$205M
- フリーCF
- −$307M
- 営業CFマージン
- −9.3%
- 現金ランウェイ
- 約3年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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