まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
筋肉を守るという独自の切り口で、難病で初の承認にこぎ着けた先行者の地位が強み。ミオスタチンを狙う薬は他社が次々と失敗してきた難所で、成功した抗体設計の技術力が裏付けになる。肥満治療で筋肉の減少を防ぐ併用薬という、大化けしうる応用の選択肢も持つ立ち位置にいる。
筋肉の成長を抑えるたんぱく質(ミオスタチン)の働きを止め、筋力の低下を防ぐ薬の開発・販売が収益の柱。脊髄性筋萎縮症という神経の難病で筋力を改善する薬の承認を得て、販売の立ち上げ段階にある。同じ仕組みを肥満治療の筋肉維持にも応用しようとしている。承認薬の処方を積み上げて稼ぐ構造に移りつつある。
主力薬の立ち上げが想定より遅れると、収益化の前提が崩れる。単一の仕組みへの依存が高く、応用試験の失敗は成長期待を直撃する。肥満分野は巨大製薬がひしめき、競争で埋もれるリスクもある。販売投資が先行する間は赤字が続き、増資による希薄化も避けにくい。
配当を出さず、資金を主力薬の販売立ち上げと、肥満応用の臨床試験に集中する成長志向の経営。難病での承認を足場に収益化を進めながら、筋肉維持という大きな市場への展開に投資し、次の柱を育てる方針が特徴になっている。
主力薬の立ち上げと、保険適用、応用開発の成否に依存する。難病の専門医に処方が浸透するか、高い薬価と保険適用を保てるか、肥満治療での筋肉維持という大型の応用が試験で示せるか、そして販売の先行投資を賄えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $404M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $245M(61%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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