建物の安全に直結する構造用金具という分野で、信頼されたブランドと高いシェアを持つ点が強み。安全に関わる部品ゆえ信頼性が重視され、設計や施工の標準として組み込まれると簡単には切り替えられない。地震や強風への備えを求める安全基準の強化が追い風になり、専門特化で確かな地位を築いた立ち位置にいる。
木造や鉄骨の建物で、柱や梁、土台などの部材をしっかり固定する構造用の金具や接合具、固定用のネジ・アンカーの販売が収益の柱。地震や強風から建物を守るために欠かせない部品で、住宅や商業施設の建設・改修で使われる。これに、コンクリート補修の材料などが加わる。建物の安全を支える金具を供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退や金利上昇で住宅の建設・改修が冷えると、構造金具の需要が落ち込む。原材料となる鋼材の価格上昇を価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。住宅市況の波をまともに受ける事業で、新築の落ち込みは直接響く。競合との競争や、特定の地域・建物用途への偏りも、収益の重しになりうる。
配当を出しつつ、製品開発と、設計・施工現場への食い込み、効率的な生産に力を入れる経営。建物の安全という根強い需要を土台に、信頼されたブランドと高いシェアを生かし、安全基準の強化を追い風に取り込みながら、鋼材価格を管理して着実に稼いで株主に還元する方針が特徴。
住宅・商業の建設の活発さと、改修需要、安全基準に依存する。新築や改修で構造金具の需要が増えるか、地震や強風への備えを求める安全基準の強化が追い風になるか、原材料となる鋼材の価格を価格に転嫁できるか、そして工務店や設計者に製品を採用してもらえるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(66%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$384M
- 他の流動資産$968M
- 固定資産$1.7B
- 流動負債$382M
- 長期借入金$300M
- 短期借入金$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.3B
- 売上成長率
- 4.5%
- 粗利率
- 45.9%
- 営業利益率
- 19.6%
- 純利益率
- 14.8%
- ROE
- 17.0%
- ROIC
- 15.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $459M
- フリーCF
- $298M
- 営業CFマージン
- 19.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $48M
- 配当性向
- 13.8%
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