景気敏感な事業で、配当も出す会社
複数の国と鉱山に分散した生産体制で、単一鉱山の事故や規制の影響を和らげられる点が強み。金価格の上昇局面では生産量がそのまま利益の拡大につながる。事故を経て安全と操業の立て直しを進めており、買収で加えた鉱山が軌道に乗れば生産が積み増される、回復途上の中堅鉱山会社の立ち位置にいる。
米国やカナダ、アルゼンチン、トルコの鉱山で、金を中心に銀も採掘し、精製して売る収入が収益の柱。複数の鉱山に分散して操業する。売値は国際的な金・銀の相場で決まり、生産量と相場、採掘コストの差が利益になる。買収で鉱山を加えながら、貴金属を掘って売る市況連動の構造になっている。
金・銀の相場が下落すると、収益が一気に悪化する。鉱山の事故は操業停止と賠償、信頼の毀損を同時に招く。実際にトルコの鉱山で大規模な事故を起こし、長期の操業停止と巨額の費用を負った経緯がある。エネルギーや人件費の高騰、操業国の規制・政治リスクも重しになりうる。
配当を出しつつ、鉱山の安全と操業の立て直し、買収による生産量の積み増しに力を入れる経営。金価格の追い風を生かして資金を確保しながら、事故からの信頼回復と各鉱山の安定操業を優先し、分散した生産体制で市況の波を乗り切る方針が特徴になっている。
金・銀の相場と、各鉱山の生産量、採掘コスト、操業の安全に依存する。金価格が高いほど採算が良くなる。各鉱山で計画どおり生産できるか、事故や規制で操業が止まらないか、買収した鉱山を軌道に乗せられるか、そしてコストの上昇を抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $6.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.5B(58%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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