STGW
Stagwellテレビ中心の旧来の広告より、デジタルやデータ、世論調査に強みを置いた新興の身軽さが最大の強み。世界的な大手が抱える旧来の事業の重さを持たず、伸びる分野に資源を集められる。創業者が主導し、買収で機動的に陣容を広げる、デジタル時代に挑む新興の広告グループの立ち位置にいる。
広告の制作や販促、世論調査、デジタルの集客といった専門の会社を多数束ね、企業の宣伝や広報を請け負って得る報酬が収益の柱。テレビ中心の旧来の広告より、デジタルやデータを使った販促に重心を置く。傘下の会社が連携して大きな案件にも応える。買収で陣容を広げてきた。請け負った案件の量と利益率で稼ぐ構造になっている。
広告費は景気後退で真っ先に削られ、案件が細れば報酬も縮む。世界的な広告大手は規模で勝り、デジタルでも資金力で攻めてくる。買収を重ねた組織の統合がもたつけば、相乗効果が出ない。生成人工知能が広告の制作を肩代わりすれば、人手に頼る部分の価値が問われる。大口の顧客の離脱も響く。
配当を出さず、現金を買収による陣容の拡大と自社株買いに充てる経営。創業者が主導し、デジタルやデータの分野に資源を集める。傘下の会社の連携で大型案件を取り込み、旧来型の広告大手との違いを出す方針が特徴になっている。
広告費の動向と、デジタルへの移行、大手との競争に依存する。景気に左右される企業の広告費が伸びるか、デジタルやデータを使った販促への移行を取り込めるか、世界的な広告大手や新興の競合に対抗できるか、そして買収で広げた陣容をうまく束ねられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $758M(18%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$105M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$3.1B
- 流動負債$1.5B
- 長期借入金$1.3B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.9B
- 売上成長率
- 2.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 5.5%
- 純利益率
- 1.0%
- ROE
- 3.8%
- ROIC
- 6.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $291M
- フリーCF
- $247M
- 営業CFマージン
- 10.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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