STRZ
Starz Entertainment配信の激戦区で全方位を狙わず、女性やこれまで描かれてこなかった人たちに向けた骨太なドラマに寄せている。自社製作は品揃えの約2割にすぎないが、その2割が「Outlander」や「Power」のような長寿シリーズに育っている。
STARZアプリと17のチャンネルを、直接契約とケーブル・衛星の事業者経由の両方で売り、月額料金を積み上げる。米国とカナダに絞った品揃えで、番組に広告を挟まない代わりに会費だけで採算を取る形をとる。
制作会社という後ろ盾を失い、番組は自社製作と外部からの仕入れで賄うしかなくなった。約1,960万の会員は看板シリーズに引き寄せられているので、続編が途切れれば解約が一気に表面化する。
分離したばかりの身軽さを生かし、制作費を当たりの見込める看板シリーズに寄せる選別型で回す。ケーブル経由の会員が減る流れは止められないと見て、アプリの直接契約へ軸足を移す時間を稼いでいる。
会員数を保てるかは看板ドラマの続編が途切れないかにかかっており、話題作の空白期間ができると解約が増えやすい。ケーブル経由の会員が細り続けるなかで、アプリの直接契約にどれだけ乗り換えてもらえるかも読みの軸になる。
この会社をどう読むか
Starz Entertainment は2025年5月、長年ひとつだった映画スタジオと別れて、配信サービスだけで歩き出した。
旧ライオンズゲートが社名をスターズに変え、制作部門は別会社として切り離された形になる。残った手札はSTARZアプリと17のチャンネル、そして「Outlander」や「Power」といった長寿シリーズで、的を絞った番組編成で会員をつなぎ止めている。作る力を持つ相手と縁が切れたいま、次の看板をどこから仕入れるかが一人立ちの分かれ目になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $766M(35%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
- 現金・現金同等物$18M
- 他の流動資産$153M
- 固定資産$2B
- 流動負債$623M
- 長期借入金$700M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.4B
- 売上成長率
- −1.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −12.4%
- 純利益率
- −15.4%
- ROE
- −27.6%
- ROIC
- −9.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$46M
- フリーCF
- −$64M
- 営業CFマージン
- −3.4%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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