Synaptics は、タッチパネルの技術で名を上げ、今は機器を無線でつなぐ半導体に軸足を移した設計会社だ。
強みは、人の指の動きを電気信号に変えるタッチ技術の蓄積と、それを土台にした低消費電力チップの設計力にある。家電や産業機器の無線接続と端末上の人工知能という、スマホの外側で伸びる市場に的を絞る。一方で半導体の在庫調整の波をまともに受け、受注が急減する局面が繰り返し来る。祖業のタッチ関連は構造的に縮み、新分野は巨大半導体メーカーとの正面競争で消耗戦になりやすい。SYNA を読むときは、新分野の採用枠の獲得と在庫調整の波、転身の進み具合を軸に見るとよい。
