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AT&T
米国全土をカバーする通信網と、生活インフラとしての安定した月額収入が強み。派手な成長はないが、景気に左右されにくい収入の厚みと、高い配当利回りが投資家を引きつける。
毎月の携帯通信料が収益の主力事業。これに家庭向けの光回線やインターネット、法人向けの通信サービスが加わる。生活インフラとして繰り返し支払われる月額収入を、安定的に積み上げる構造になっている。
価格競争で契約者を奪われると、もともと薄い成長が一段と鈍る。金利上昇で重い借金の利払いが膨らんだり、設備投資がかさんだりすると、看板である高配当の維持が疑われやすい。
過去の事業拡大の失敗を反省し、本業の通信に集中して借金を減らす立て直しモード。高い配当の維持を重視しつつ、通信網への投資と借入返済のバランスを取る守りの経営が特徴になっている。
米国の携帯契約者の動向と、三社に集約された競争環境に依存する。通信網や周波数への巨額投資と、その資金を支える借入の負担が、配当を守れる余力を左右する前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $420.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $126.5B(30%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$18.2B
- 他の流動資産$30.5B
- 固定資産$371.5B
- 流動負債$53.8B
- 長期借入金$134.7B
- 短期借入金$9B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $125.6B
- 売上成長率
- 2.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 19.2%
- 純利益率
- 17.5%
- ROE
- 17.4%
- ROIC
- 7.3%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $40.3B
- フリーCF
- $19.4B
- 営業CFマージン
- 32.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $8.2B
- 配当性向
- 37.3%
この銘柄が登場した記事
記事一覧 →この銘柄が出てくる解説
解説の一覧 →AT&T のまわりの会社
辿ってみる →開示に社名が出る相手 42 社(裏・売り先・同じ土俵・資本の相手の異なり数)。裏にいる会社 28 社。2 段目まで辿ると 44 社。1 社ずつ「なぜ関係するか」と出典を付けています。
裏にいる会社仕入れ先・委託先・28 社
- GLGLWCorning向こうの記録にも光ファイバー・ケーブルCorning にとって優先ボリューム待遇を受ける最重要顧客であり、10億ドル超の複数年購入契約でファイバー網拡張を支える
出典: corning.com(AT&T の記録)向こうの記録 →
- ERERICEricsson向こうの記録にもOpen RAN 無線基地局設備2023年に総額約140億ドルの5年契約を締結し、既存のノキア製設備を置き換える形で無線ネットワークの主要ベンダーとなった
出典: fierce-network.com(報道)(AT&T の記録)向こうの記録 →
- DEDELLDell Technologiesこの会社の記録だけOpen RAN 向けサーバー機器AT&T が発表した Open RAN エコシステムの構成企業の一社として、汎用サーバーを供給する
出典: lightreading.com(報道)(AT&T の記録)向こうの記録 →
残り 25 社を全部見る
- INTC Intelこの会社の記録だけ
Open RAN 向け半導体
AT&T が発表した Open RAN エコシステムの構成企業の一社として、基地局の演算チップを供給する
出典: lightreading.com(報道)(AT&T の記録) 向こうの記録 → - ASTS AST SpaceMobile相手の記録では AT&T が売り先
衛星から携帯電話へ直接つなぐ役務
10-K が米本土・ハワイ向けの正式契約を明記。2025年7月に AT&T の周波数と交換機で初の衛星VoLTE通話を実現した
出典: ASTS 10-K (FY2025)(AST SpaceMobile 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - CMTL Comtech Telecommunications相手の記録では AT&T が売り先
911 の通報処理と位置情報
10-Kが Allerium 部門の顧客として Verizon と並べて名指ししている
出典: CMTL 10-K (FY2025) Item 1(SEC の書類 →)(Comtech Telecommunications 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - DOX Amdocs相手の記録では AT&T が売り先
課金・顧客管理システムと運用受託
2025 年度の売上の 25.9% を占める最大顧客だと 20-F が明記し、複数事業を運用受託で抱えている
出典: DOX 20-F (FY2025)(Amdocs 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - FOXX Foxx Development相手の記録では AT&T が売り先
自社ブランドの携帯端末
10-K が、代理店経由で製品が渡る米国の大手通信会社として名指ししている
出典: FOXX 10-K (FY2025)(Foxx Development 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - RDCM Radcom相手の記録では AT&T が売り先
携帯網の品質監視
2019 年の複数年契約以降も延長と拡大を重ねる主要顧客で、20-F が自社の実績の柱として名指ししている
出典: RDCM 20-F (FY2025) Business / Our global customer base(Radcom 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - ATNI ATN International相手の記録では AT&T が売り先
ローミングの受け入れ
米三大通信事業者すべてとローミング契約を結んでいると 10-K が名指ししている
出典: ATNI 10-K (FY2025) / Carrier Services(ATN International 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - DHX DHI Group相手の記録では AT&T が売り先
技術者の求人
10-K が 2025 年末時点の主要な顧客として名指ししている
出典: DHX 10-K (FY2025)(DHI Group 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - FVR FrontView REIT相手の記録では AT&T が売り先
6件の賃貸物件
賃料の1.70%を占め、投資適格の格付けを持つ携帯の店舗として表に載る
出典: FVR 10-K (FY2025) Item 1 Tenant concepts 表(FrontView REIT 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - INSG Inseego相手の記録では AT&T が売り先
持ち運びの親機と固定無線の機器の販売網
10-K が米国の主要な通信会社として名指しする
出典: INSG 10-K (FY2025) Item 1(Inseego 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - TDS Telephone and Data Systems相手の記録では AT&T が売り先
鉄塔の貸し出しと周波数免許の売却
Array の主要テナントの 1 社で、3.45GHz と 700MHz の免許を $1,018.0M で取得する契約が 2026 年 1 月 13 日に完了した
出典: TDS 10-K (FY2025) ARRAY OPERATIONS(Telephone and Data Systems 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - NTGR Netgear相手の記録では AT&T が売り先
通信事業者向けの機器
10-K が通信事業者の顧客として AT&T を名指しし、事業者経由の販売が売上集中の一因だと書いている
出典: NTGR 10-K (FY2025) Risk Factors(Netgear 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - AAL American Airlines相手の記録では AT&T が売り先
機内 Wi-Fi の協賛
AAdvantage 会員向けの無料高速 Wi-Fi を AT&T が協賛する形で 2026年1月に開始したと 10-K が明記している
出典: AAL 10-K (FY2025) 顧客体験への投資(American Airlines 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - AD Array Digital Infrastructure相手の記録では AT&T が売り先
通信塔の賃借
10-K が T-Mobile・Verizon と並ぶ最大級の入居者として名指ししている
出典: AD 10-K (FY2025) Business(Array Digital Infrastructure 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - CCI Crown Castle相手の記録では AT&T が売り先
通信タワーの長期リース料
2013年に同社から取得したタワーを含め、マスター契約で長期に借り続ける主要テナント
出典: CCI 10-K (FY2025) Item 1 / note 15 テナント集中(Crown Castle 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - DLR Digital Realty Trust相手の記録では AT&T が売り先
75か所で借りる通信の接続拠点
10-K の顧客一覧で第14位、年間経常収入の1.0%。全米の通信網を支える拠点として広く借りている
出典: DLR 10-K (FY2025) 顧客一覧(Digital Realty Trust 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - DY Dycom Industries相手の記録では AT&T が売り先
光ファイバー網の敷設工事
10-K が2026年度の契約収益の25.4%(14億ドル)を占める最大の発注元と開示。3年で16.9%→25.4%と比重が上がっている
出典: DY 10-K (FY2026) 顧客集中(SEC の書類 →)(Dycom Industries 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - FIVN Five9相手の記録では AT&T が売り先
付加価値再販業者
Five9 10-K が value-added resellers の筆頭に AT&T を挙げる。通信会社が自社顧客に Five9 を組み込んで売る
出典: FIVN 10-K (FY2025) Item 1 Partners(Five9 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - MTZ MasTec相手の記録では AT&T が売り先
無線・有線の建設と保守
10-K が「2025 年に AT&T が連結売上の約 10% を占めた」と開示する。複数の基本業務委託契約に基づき、売上は主に Communications セグメントに入る
出典: sec.gov(MasTec 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - SBAC SBA Communications相手の記録では AT&T が売り先
塔の区画の賃借
総収入の20.3%。国内の塔賃貸に限れば30.6%を占める
出典: SBAC 10-K (FY2025)(SBA Communications 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - VIAV Viavi Solutions相手の記録では AT&T が売り先
通信網の試験計測装置
ヴァイアビが 10-K で顧客の例として名指しする米通信最大手で、通信設備投資が装置需要に効く
出典: VIAV 10-K (FY2026, 6月期) NSE の Customers(Viavi Solutions 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - AMT American Tower相手の記録では AT&T が売り先
通信塔の賃料収入
米国3大通信会社の一角として、長期の塔賃貸契約でAmerican Towerの主要な賃料収入源になっている
出典: American Tower 10-K Item 1 Tenant Concentration(American Tower 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - CIEN Ciena相手の記録では AT&T が売り先
長距離・大容量光通信装置
過去の10-Kで売上の10%以上を占める最大級の顧客として繰り返し名指しされてきた通信キャリア
出典: Ciena 10-K (FY2020) 顧客集中の開示(Ciena 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - VZ Verizon Communications相手の記録では AT&T が売り先
傘下 Frontier が持つ光回線
AT&T の 10-K が Verizon 傘下の Frontier へ約 9 億ドルを前払いしたと開示。回線を借りる側にもいる
出典: T 10-K (FY2025)(SEC の書類 →)(Verizon Communications 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - AAPL Apple相手の記録では AT&T が売り先
iPhone を売る米携帯キャリア
iPhone 17 世代で下取り前提の割引を用意しており、新機種の発売が回線契約の動きを左右する
出典: macrumors.com(報道)(Apple 側の記録から逆引き) 向こうの記録 →
売り先AT&T が裏にいる先・7 社
- QVQVCGQVC Group相手の記録では AT&T が仕入れ先テレビ番組の配信枠 (通信会社のテレビ)10-K が主要なテレビ配信事業者のうち通信会社として AT&T を名指ししている
出典: QVCG 10-K (FY2025) Item 1 — Television distribution(SEC の書類 →)(QVC Group 側の記録から逆引き)向こうの記録 →
- ECECHOEchoStar相手の記録では AT&T が仕入れ先携帯網の基地局・無線機・電波Network Services Agreement の第6修正で、基地局・RAN・周波数の提供を2031年末まで受ける主要な網の相手
出典: SATS 10-K (FY2025)(SEC の書類 →)(EchoStar 側の記録から逆引き)向こうの記録 →
- SUSURGSurgePays相手の記録では AT&T が仕入れ先卸売の通信回線2024年8月の再販契約で回線を仕入れ、2025年4月から提供を始めた。自社ブランドの通信はこの回線に乗っている
出典: SURG 10-K (FY2025) MVNx Reseller Agreement(SurgePays 側の記録から逆引き)向こうの記録 →
残り 4 社を全部見る
- BAND Bandwidth相手の記録では AT&T が仕入れ先
既存電話網との相互接続
10-K が相互接続の相手となる既存地域通信事業者 (ILEC) の例として AT&T を名指ししており、通話を届けるには同社網への接続が要る
出典: BAND 10-K (FY2025) Regulatory / State Regulation(Bandwidth 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - SCSC ScanSource相手の記録では AT&T が仕入れ先
回線と通信の役務
Intelisys の取り次ぎで扱う通信役務の主要供給元として 10-K が名指しする
出典: SCSC 10-K (FY2025) Item 1 Suppliers(ScanSource 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - DGII Digi International相手の記録では AT&T が仕入れ先
製品が使う携帯回線
10-K が「当社製品は AT&T、T-Mobile、Verizon をはじめとする大手通信会社とインターネット事業者を利用している」と名指ししており、回線がサービスの土台になる
出典: DGII 10-K (FY2025) Strategic Sales Relationships(Digi International 側の記録から逆引き) 向こうの記録 → - NN NextNav相手の記録では AT&T が仕入れ先
位置測位網を載せる設備
10-K が「Pinnacle の網の基盤は AT&T とのホスティング契約に依存する」と明記しており、網の展開そのものが相手の設備に乗っている
出典: NN 10-K (FY2025) Risk Factors(NextNav 側の記録から逆引き) 向こうの記録 →
同じ土俵の会社競合・9 社
- VZVZVerizon Communications向こうの記録にも携帯・固定通信サービスVerizon 10-K (FY2025) は無線の競合として AT&T Inc. と T-Mobile US を名指しし、T-Mobile 10-K (FY2025) も AT&T と Verizon を競合として並べる
出典: VZ 10-K (FY2025) Item 1 Competition (AT&T を名指し)(SEC の書類 →)向こうの記録 →
- TMTMUST-Mobile US向こうの記録にも携帯・固定通信サービスT-Mobile 10-K (FY2025) は無線通信の競合として AT&T と Verizon を名指しし、固定無線ブロードバンドでも AT&T の製品を競合に挙げる
出典: TMUS 10-K (FY2025) Item 1 Competition (AT&T を名指し)(SEC の書類 →)向こうの記録 →
- CMCMCSAComcast光回線と 5G 固定無線でぶつかるブロードバンド10-K が光ファイバーを敷き続ける相手として AT&T を名指しし、5G 固定無線でも同じ地域で家庭向け回線を奪い合う
出典: CMCSA 10-K (FY2025) Item 1 Business — Competition (Broadband)(SEC の書類 →)向こうの記録 →
残り 6 社を全部見る
- ECHO EchoStar
全米の携帯サービス
網を借りる相手でありながら、携帯の契約者を奪い合う競合でもある。傘下の Cricket Wireless も競合として名指し
出典: SATS 10-K (FY2025) Competition – Wireless 向こうの記録 → - TCX Tucows
米国の家庭向け回線
10-K が Ting Internet の競合として名指しする米ブロードバンド 4 社の一社
出典: TCX 10-K (FY2025) Competition 向こうの記録 → - ARLO Arlo Technologies
通信会社の家庭向け見守り
10-K が通信事業者の競合として名指しする
出典: ARLO 10-K (FY2025) / Competition 向こうの記録 → - GLIBA Liberty Capital
アラスカでの携帯サービス
10-K が携帯の競合として全国大手の AT&T を名指しし、5G の拡大で圧力が強まると書く
出典: GLIBA 10-K (FY2025) / Competition 向こうの記録 → - CHTR Charter Communications
光回線と携帯
10-Kが大手通信会社を広帯域・映像・音声の競合として挙げ、光回線の伸長が直接ぶつかる
出典: CHTR 10-K (FY2025) 向こうの記録 → - MSI Motorola Solutions
公共安全向けの通信網 FirstNet
MSI の 10-K が指令センター事業の競合に挙げる。警察消防の通信を携帯網に載せる形で置き換えに来る
出典: MSI 10-K (FY2025) の競合表 向こうの記録 →
調べた上で分からなかったこと編集部が開示を読んで書き残した断り
売り先: 個人・法人向けの直接契約が中心。ファイバー網の卸売り先(Gigapower等)や MVNO 提携先は非上場企業が中心で、上場企業の主要顧客先を特定できなかった
記録: 10-K など開示を元に編集部が 2026 年 8 月 18 日 に点検。編集部の推論で、事実の報告ではありません。
同じテーマ「米国高配当株」の銘柄
テーマを見る →株主構成 (機関投資家)
2026年6月30日時点 ・ SEC 13F- 559,396,053 株
- 453,562,905 株
- 334,273,613 株
- 178,729,595 株
- 177,038,673 株
- 134,321,307 株
- 111,637,584 株
- 106,275,422 株
- 96,916,024 株
- 79,271,870 株
SEC への Form 13F 届出 (運用資産 $100M 以上の機関投資家、四半期ごと) の集計。 創業者などの個人や事業会社の持分は含まれないため、機関保有率は実際の大口保有の下限になります。 比率は現在の時価総額、または年次報告の株数から概算した発行株数に対する値、バーは筆頭機関を最大とした相対量です。
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