TAP
Molson Coors Beverage
米国や欧州で長く親しまれた有名なビールブランドを多く抱え、規模を生かして効率よく製造・販売できる点が強み。確立したブランド力と販売網は簡単にはまねできない。ビール離れという逆風に対し、缶入りカクテルやノンアルコール、エナジー飲料へ事業を広げ、収益源を多様化しようとする立ち位置にいる。
ビールの製造・販売が収益の柱。米国やカナダ、欧州で長く親しまれた有名なビールブランドを多く抱え、量販店や飲食店を通じて売る。近年は、ビール以外の缶入りカクテルやノンアルコール飲料、エナジー飲料にも事業を広げている。有名ブランドのビールを大量に売り、新しい酒類も加えて稼ぐ構造になっている。
健康志向や好みの変化でビール離れが進むと、主力のビールの販売が細る。とくに若い世代のビール離れは長期の逆風になる。原材料や缶のコスト上昇を値上げで吸収しきれないと、利益率が圧迫される。クラフトビールや他の酒類との競争、特定ブランドの不振も、収益の重しになりうる。ビール離れが構造的な課題になる。
配当を出しつつ、有名ブランドの育成と、缶入りカクテルやノンアルコールなど新分野への展開、コスト管理に力を入れる経営。主力のビールの安定したブランド力を土台に、ビール離れを新しい酒類で補いながら、コスト上昇を値上げで吸収して着実に稼いで株主に還元する方針が特徴になっている。
ビールの需要と、ブランドの強さ、原材料費、新分野への対応に依存する。ビールの消費を保てるか、有名ブランドの魅力を維持できるか、原料や缶などのコスト上昇を値上げで吸収できるか、そして缶入りカクテルやノンアルコールなど新しい酒類で、ビール離れを補えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $22.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $10.2B(45%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$897M
- 他の流動資産$2B
- 固定資産$19.8B
- 流動負債$5.3B
- 長期借入金$3.9B
- 短期借入金$2.4B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $13B
- 売上成長率
- −5.1%
- 粗利率
- 32.8%
- 営業利益率
- −17.9%
- 純利益率
- −16.4%
- ROE
- −20.9%
- ROIC
- −11.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1.8B
- フリーCF
- $1.1B
- 営業CFマージン
- 13.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $376M
- 配当性向
- —
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