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Transcontinental Realty Investors独立した不動産会社と違い、自前の社員がいない。同じ資本の傘の下にある会社が役員を共有しながら投資機会を分け合う形は、外から中身が見えにくい。
米国南部の集合住宅とオフィス、商業施設を保有して賃料を得るほか、値上がり待ちや開発用の土地、住宅ローン債権にも資金を置く。持分約85%で連結する子会社IORも同じ形で投資しており、物件の売却益が年ごとに収益を大きく動かす。
金利が上がれば借入費用が膨らみ、保有不動産の評価も下がる。運用会社への手数料は業績と無関係に発生し続け、親会社との利益相反という構造上の懸念も消えない。
助言契約と資金管理契約を毎年取締役会が見直す形で、実務のほぼすべてを外部に委ねる。議決権の大半を親会社が握るため、意思決定は事実上その資本系列の中で完結する。
物件の取得も売却も資金調達も、外部の運用会社Pillarが助言契約に基づいて動かす。議決権の約78%を握る親会社ARLとは役員が重なるため、案件をどちらの会社に回すかの判断が常について回る。
この会社をどう読むか
Transcontinental Realty Investorsには、自社の役員も従業員もいない。
米国南部の集合住宅や商業施設を保有する不動産会社でありながら、物件を探すのも売るのも資金を借りるのも、Pillarという外部の運用会社が代わりに行う。そのPillarも、議決権の約78%を持つ親会社ARLも同じ資本の傘の下にあり、役員まで重なる。独立した不動産会社を測る物差しをそのまま当てると、誰の利益で動いている会社なのかを読み違える。
バランスシート (要約)
資産 $1.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $847M(75%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$14M
- 長期借入金$211M
この判定で見た指標: 自己資本比率・D/E。在庫や売掛を持たない賃貸業のため流動比率は判定に使わず、借入の重さは同業の D/E の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $49M
- 売上成長率
- 4.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −12.9%
- 純利益率
- 28.1%
- ROE
- 1.6%
- ROIC
- −0.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$3M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- −5.9%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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