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Teradata巨大で複雑な分析を安定してこなす四十年の技術の蓄積と、基幹に深く食い込んだ顧客基盤が最大の強み。金融や通信の中核データは移行の危険が大きく、慣性が防壁になる。人工知能が社内データを必要とする時代に、その置き場を握る古豪として再評価を狙う立ち位置にいる。
銀行や通信、小売の大企業が経営のデータを分析する基盤の利用契約が収益の柱。自社設備向けの伝統製品からクラウド型への移行を進め、年額の定期収入が中心になった。料金は処理量と機能に応じる。何十年分の業務データを抱える既存顧客の更新と、クラウドへの移行で稼ぐ構造になっている。
クラウド生まれの新興データ基盤への顧客流出が、この十年の構造的な逆風であり続ける。移行の途中で契約が縮む例も多い。成長の乏しさは評価を重くし、人工知能の波に乗り遅れれば古豪の烙印が固まる。大口の解約は一件でも業績を揺らす。
配当を出さず、利益を大規模な自社株買いに振り向ける還元の経営。費用を絞って利益率を守り、クラウドと人工知能対応の開発に絞って投資する。顧客の流出を食い止める防衛を最優先する方針が特徴になっている。
大口顧客の引き留めと、クラウド移行の単価、新興勢との競争に依存する。基幹の分析を担う既存顧客が新興のデータ基盤へ移らずに残るか、クラウド契約への移行が単価を保ったまま進むか、人工知能向けの分析需要を取り込めるか、そして縮む伝統製品の減速を新収入が補えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $230M(13%)。
支払い余力は厚い。営業利益は支払利息の7.9倍、借金は本業の稼ぎの約1.5年分
- 現金・現金同等物$493M
- 他の流動資産$344M
- 固定資産$942M
- 流動負債$914M
- 長期借入金$431M
- 短期借入金$25M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.7B
- 売上成長率
- −5.0%
- 粗利率
- 59.4%
- 営業利益率
- 12.3%
- 純利益率
- 7.8%
- ROE
- 56.5%
- ROIC
- 23.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $305M
- フリーCF
- $286M
- 営業CFマージン
- 18.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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