景気敏感な事業で、配当も出す会社
高所作業車で世界二強の一角、移動式クレーンでも有数という、量産の規模と販売網の広さが最大の強み。環境機械の買収は、自治体という景気に鈍い顧客を加えて収益の谷を浅くした。レンタル経由で建設の波に乗る業態の宿命を、品揃えの分散で和らげる立ち位置にいる。
工事現場で人を持ち上げる高所作業車と、資材を吊る移動式クレーンの製造販売が長年の収益の柱。販売先はレンタル会社が中心で、その買い替え周期が需要の波を作る。買収で加えたゴミ収集車や破砕機などの環境機械が第三の柱となり、景気に左右されにくい自治体需要を取り込む。機械の量産と部品の供給で稼ぐ構造になっている。
建設の冷え込みでレンタル会社が発注を止めると、受注は急減し工場の固定費が重くのしかかる。高所作業車は競合との価格競争になりやすい。買収で膨らんだ借入は金利と景気の悪化が重なると重い。関税や鋼材の高騰は、薄くない利幅をじわじわ削る。
配当を続けながら、買収の借入返済と自社株買いを市況に応じて使い分ける経営。工場の統合と部品の共通化で費用を絞る。景気に強い環境機械と部品サービスの比率を高め、波の谷を浅くする方針が特徴になっている。
建設投資と、レンタル会社の発注、環境機械の安定に依存する。データセンターやインフラの工事が機械の需要を支えるか、大口のレンタル会社が更新投資を続けるか、買収した環境機械が想定通り波を均すか、そして関税と部材コストの上昇を価格に転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $6.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.1B(34%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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