配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
トラック運送という一つの業界に深く特化し、銀行と運賃の決済、業務の仕組みを束ねた点が最大の強み。業界の取引のデータを握ることで、融資や決済の判断に生かせる。普通の銀行が広く浅く扱う中で、物流の裏側の資金の流れを一手に押さえようとする、業界特化の金融の立ち位置にいる。
トラック運送の業界に的を絞り、運送会社向けの融資や、運んだ運賃を早く現金化する立替、運賃の請求と支払いを処理する決済の仕組みを提供するのが収益の柱。銀行業に加え、業界の取引のデータを握る決済の事業を育てている。物流の現場の細かな資金の流れを一手に扱う。融資の利ざやと、決済をさばく手数料で稼ぐ構造になっている。
トラック運送の運賃は需給で激しく上下し、運賃が低迷すると運送会社の資金繰りが苦しくなり、立替や融資の貸し倒れが増える。荷動きが冷えれば決済の量も減る。決済の仕組みの浸透が想定より遅れれば、投資が先行して採算が合わない。特定の業界に集中するため、その業界の不振が業績を直撃する。
配当を出さず、現金を決済の仕組みの拡大と事業の強化に充てる経営。融資の銀行業より、業界の運賃決済を握る仕組みの構築を成長の軸に据える。トラック運送の市況の波に備えつつ、決済の標準を広げて取引のデータを蓄える方針が特徴になっている。
トラック運送の景況と、決済網の浸透、運賃水準に依存する。トラック運送の荷動きが活発で運賃の決済が増えるか、業界の運賃決済の仕組みが標準として広がるか、運送会社の資金繰りの需要が続くか、そして運賃の市況が低迷しすぎないかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $6.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $942M(15%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
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