TFX
Teleflex1943年に軍用機の操縦索メーカーとして生まれ、そこから医療機器へ丸ごと業態を変えた生い立ちを持つ。買収で品揃えを増やす同業とは逆に、急性期治療・泌尿器・受託製造の三分野をまとめて手放そうとしている。
血管に入れるアローブランドのカテーテル、出血を止める止血材QuikClot、骨から薬を入れるEZ-IOなど、処置のたびに使い切る道具を病院に売る。2025年6月にはビオトロニックの血管治療事業を買い、心臓や末梢血管向けの品揃えを厚くした。
2026年1月にCEOのリアム・ケリー氏が去り、暫定体制のまま$2.0Bの売却を進めている。承認が長引いたり、残す血管・外科事業だけで伸びを保てなかったりすれば、身軽になるはずの再編が足踏みに変わる。
暫定CEOが再編の実務を引き継ぎ、独立取締役だったクラスコ氏が取締役会議長に就いた過渡期にある。工場の統廃合を続けながら、売却が終わるまでは残す製品群への投資判断を慎重に運んでいる。
病院で行われる処置と手術の件数が、売上をそのまま決める。いま最大の変数は、2025年12月に決めた三事業の売却が規制当局の承認を得て2026年後半までに終わるかどうかにある。
この会社をどう読むか
Teleflex はもともと、軍用機の操縦索を作るために1943年に生まれた会社だ。
そこから少しずつ他の事業を手放し、いまはカテーテルや止血材のように処置のたびに使い切る医療消耗品の専業になった。ところが2025年12月、急性期治療・泌尿器・受託製造の三分野を$2.0Bで売る契約を結び、今度は自ら品揃えを削る側に回った。折悪くCEOが2026年1月に去って暫定体制のままで、トップ不在で大型再編を仕上げられるかが目下の焦点になる。
バランスシート (要約)
資産 $6.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.1B(45%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$379M
- 他の流動資産$1.6B
- 固定資産$5B
- 流動負債$762M
- 長期借入金$2.5B
- 短期借入金$100M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2B
- 売上成長率
- 17.2%
- 粗利率
- 56.2%
- 営業利益率
- 5.9%
- 純利益率
- −45.4%
- ROE
- −29.0%
- ROIC
- 1.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $60M
- 配当性向
- —
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