
安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
銀行に加え、保険の代理店と資産運用という手数料の事業を併せ持ち、金利に左右されにくい収入の柱を持つ点が最大の強み。地元に密着した長い関係で、地域の顧客をつなぎ留める。長く配当を続けてきた堅実さも持つ。単なる地方銀行にとどまらない、銀行と保険と運用を束ねた地域金融の立ち位置にいる。
ニューヨーク州の中部や近郊の地域で、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。地元に密着した対面の関係を重んじる伝統的な地方銀行の業態を取る。これに加え、保険の代理店の事業や、富裕層向けの資産運用と信託の事業も併せ持ち、手数料の収入を得る。集めた預金と貸出の金利差に、保険と運用の手数料を加えて稼ぐ構造になっている。
地域の景気の悪化は、融資の貸し倒れを増やす弱点になる。金利の急な変動は利ざやと保有する債券の価値を揺らす。預金者がより高い利息を求めて資金を移せば、調達の費用が上がる。地盤が特定の地域に偏るため、その経済の不振が業績に響く。大手銀行やネット銀行との預金と融資の争いも続く。
配当を長く続けながら、銀行と保険、資産運用の三つの事業を地域で堅実に回す経営。地元との密着した関係を軸に、攻めた拡大より安定を重んじる。金利に左右されにくい手数料の事業を併せ持つことで収入を分散し、地域に根ざした金融として着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
地域経済と、金利、手数料事業に依存する。地盤とするニューヨーク州の地域の経済が、預金と融資の伸びを支えるか、金利の水準が利ざやに有利に働くか、保険や資産運用の手数料の事業が安定して収入を生むか、そして融資先の返済が滞らず貸し倒れを抑えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $8.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $938M(11%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
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