T-Mobile USは、米国の携帯3社の一角という見方をすると地味だが、実態は「料金と体験で大手から客を奪い続けてきた挑戦者」という性格の会社だ。
スプリントとの合併で良質な通信網を手に入れたことが転機で、その優位を値ごろ感のある料金に変えて契約者を伸ばしてきた。いまは設備投資が一巡し、成長で稼いだキャッシュを株主還元へ回す局面に入りつつある。TMUSを読むときは、契約者をまだ奪い続けられるかという成長面と、キャッシュの使い道が還元へ移る変化の両方を見るとよい。

合併で手に入れた良質な周波数を背景に、料金の安さと顧客体験の良さで大手から客を奪える挑戦者の立ち位置が強み。値ごろ感を保ちつつ成長してきたブランドの性格が他社と違う。
毎月の携帯通信料が収益の柱。スプリントとの合併で得た周波数と通信網を生かし、値ごろ感のある料金で契約者数を伸ばすことで、安定した月額収入を積み上げる構造になっている。
大手2社が料金を下げて反撃すると、値ごろ感という武器が鈍る。契約者の純増が頭打ちになり、通信網の整備や周波数獲得への投資が重く残ると、成長と利益率の両方が圧迫されやすい。
これまで成長最優先で配当より契約者獲得を重視してきたが、設備投資が一巡し、大規模な自社株買いと配当の開始で株主還元へ軸足を移しつつある。稼ぐ力の使い道が変わる局面にある。
財務指標は標準的な水準です。レバレッジや流動性の推移に注目しましょう。
前年比。3年の年平均は 3.5%
売上から原価を引いた、商品そのものの儲けの厚さ
本業でどれだけ稼げているか。マイナスは本業赤字
株主のお金をどれだけ効率よく利益に変えたか
本業で実際に生まれた現金。利益と違い会計の調整を含まない
営業CFから設備投資を引いた、自由に使える現金
フリーCFがプラスで、現金を生み出せている状態
株価に対して年間いくら配当が出るか
利益のうち配当に回す割合。高すぎると無理がある
T-Mobile USは、米国の携帯3社の一角という見方をすると地味だが、実態は「料金と体験で大手から客を奪い続けてきた挑戦者」という性格の会社だ。
スプリントとの合併で良質な通信網を手に入れたことが転機で、その優位を値ごろ感のある料金に変えて契約者を伸ばしてきた。いまは設備投資が一巡し、成長で稼いだキャッシュを株主還元へ回す局面に入りつつある。TMUSを読むときは、契約者をまだ奪い続けられるかという成長面と、キャッシュの使い道が還元へ移る変化の両方を見るとよい。
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