TTAN
ServiceTitan設備工事・修理という、デジタル化が遅れていた業種に特化し、現場の業務を丸ごと管理するソフトを広げた点が強み。予約から集客、請求まで一つにまとめ、業者の事業に深く組み込まれると切り替えにくい。住宅の修理・更新という底堅い需要を背景に、施工業者の事業のデジタル化という分野で先行する立ち位置にいる。
水道や空調、電気の設備工事・修理を手がける業者が、予約や見積もり、作業員の手配、請求、集客までをまとめて管理するソフトの継続利用料が収益の柱。電話や紙で回していた小規模な工事業者の業務を、一つの仕組みでデジタル化する。利用する作業員や機能に応じて課金される。施工業者の事業のデジタル化を支えて継続課金で稼ぐ構造になっている。
景気後退で住宅の設備工事・修理が減ると、工事業者の事業が縮みソフトの利用も鈍る。小規模な業者は景気や住宅市況の影響を受けやすい。競合の業務ソフトとの競争や、利益が安定するまでの先行投資の負担、解約も、収益の重しになりうる。成長への期待が高い分、成長の鈍化に株価が弱い面を持つ。
配当を出さず、利益をソフトの機能強化と、新規顧客の獲得、対応する業種の拡大に振り向ける成長志向の経営。設備工事業者に特化した強みを生かし、現場の業務に深く組み込んで継続課金を積み上げながら、新しい業種へ広げて利益の出る体質を固めて稼ぐ方針が特徴になっている。
設備工事業者のソフト需要と、継続利用の広がり、新規顧客の獲得に依存する。工事業者が業務のデジタル化に投資し続けるか、導入企業が解約せず機能を増やすか、住宅の設備工事・修理の需要が底堅いか、そして新しい業種へ広げられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.5B(87%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$429M
- 他の流動資産$162M
- 固定資産$1.2B
- 流動負債$169M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $961M
- 売上成長率
- 24.5%
- 粗利率
- 70.1%
- 営業利益率
- −17.6%
- 純利益率
- −16.6%
- ROE
- −10.5%
- ROIC
- −8.8%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $110M
- フリーCF
- $105M
- 営業CFマージン
- 11.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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