TYL
Tyler Technologies自治体・行政という、景気に左右されにくく一度入ると切り替えにくい顧客を握る点が最大の強み。税務や裁判管理など行政の基幹業務に特化し、長年の実績で多くの自治体を顧客に持つ。新規参入が難しく、クラウド移行で継続課金を厚くしながら安定して稼げる立ち位置にいる。
地方自治体や裁判所、学校区などの行政機関向けに、税務や会計、住民記録、裁判の管理、許認可といった業務システムを提供するソフトの利用料が収益の柱。近年はクラウドで提供する継続課金が中心。行政の基幹業務に深く組み込まれ、一度導入すると長年使われることで、安定収入を積み上げる構造になっている。
自治体の予算が厳しくなると、システム更新が後ろ倒しになる。行政の意思決定は遅く、導入に時間がかかる。クラウド移行に伴う一時的な収益の見え方の変化や、競合との入札競争も、収益の重しになりうる。ただし一度導入された顧客は離れにくい。
配当を出さず、利益をクラウド移行と、行政向け新機能の開発、買収に振り向ける成長志向の経営。景気に左右されにくい行政の顧客基盤を土台に、クラウド型の継続課金を増やし、既存顧客への売り広げで安定して稼ぐ力を高める方針が特徴。
自治体・行政機関のIT予算と、クラウド移行の進み具合に依存する。行政が古いシステムを新しくする需要をどれだけ取り込めるか、クラウド型への移行を進められるか、既存顧客に機能を売り広げられるかが、業績を左右する大きな前提になる。行政需要は景気に比較的左右されにくい。
バランスシート (要約)
資産 $5.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.7B(66%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$1B
- 他の流動資産$828M
- 固定資産$3.8B
- 流動負債$1.8B
- 長期借入金$600M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.3B
- 売上成長率
- 9.1%
- 粗利率
- 46.5%
- 営業利益率
- 15.3%
- 純利益率
- 13.5%
- ROE
- 8.5%
- ROIC
- 6.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $654M
- フリーCF
- $638M
- 営業CFマージン
- 28.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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