
顧客満足の調査で繰り返し最上位に選ばれる、小さな町の銀行らしい対面の質が最大の強み。買収後も地元の支店長と行員を残す流儀が、顧客の流出を防ぎ次の売り手の信頼も呼ぶ。南部の成長地帯で小粒の買収を重ねる、複利型の地銀の立ち位置にいる。
ジョージア州から南部数州に広がる支店網での貸出と預金の利ざやが収益の柱。地元の中小企業向け融資と住宅ローンが中心で、保険や資産運用の手数料も加わる。小さな町の有力銀行を買収しては看板を掛け替え、地域の顔ぶれをそのまま残す手法で地盤を広げてきた。南部の人口流入を追い風に稼ぐ構造になっている。
景気後退による貸し倒れの増加は地銀の宿命として利益を直撃する。買収を重ねる戦略は、一度の高値づかみや統合失敗が痛手になる。金利の急変は利ざやと保有債券の評価を揺らす。小都市の地盤は安定の半面、大都市の成長を取りこぼす天井にもなる。
配当を着実に続けながら、資本を小都市の銀行の買収に振り向ける経営。統合の型を磨き上げ、買収から看板替えまでの手際で定評を築いた。審査の保守性と地域密着の文化を買収先にも移植する方針が特徴になっている。
南部経済の成長と、買収の継続、預金基盤の維持に依存する。人と企業の流入が続く南部の小都市経済が貸出を生み続けるか、買収先の顧客と行員を逃さず統合できるか、低コストの預金を守れるか、そして商業用不動産向け貸出の質を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $28B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.6B(13%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$396M
- 長期借入金$120M
- 短期借入金$85M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.1B
- 売上成長率
- 11.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 30.9%
- ROE
- 9.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $384M
- フリーCF
- $356M
- 営業CFマージン
- 36.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $119M
- 配当性向
- 36.1%
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