UCTT
Ultra Clean Holdingsガス供給系という装置の中核を任される技術の信頼と、世界の装置大手をほぼ全て顧客に持つ点が最大の強み。クリーンルームでの精密組立と部品調達の網は一朝一夕に作れない。装置産業の拡大を、供給事業者として最も幅広く受け止める量産の腕の立ち位置にいる。
半導体製造装置に組み込むガスの供給系や流体の制御モジュールを、装置メーカーから請け負って設計製造する事業が収益の柱。装置大手は中身の組み立てを外部に任せる流れを強めており、その受け皿となってきた。完成後の装置や部品の洗浄・分析サービスも第二の柱になる。装置メーカーの生産計画に連動して稼ぐ構造になっている。
装置メーカーの減産は、下請けの宿命として注文の急減と固定費の重さに直結する。顧客は少数の装置大手に集中し、内製への回帰や発注先の変更が大穴になる。利幅はもともと薄く、立ち上げの混乱や歩留まりの悪化がすぐ赤字に変わる。中国向けの規制強化も直撃する。
配当を出さず、資金を生産拠点の拡張と借入の返済に振り向ける経営。市況の波を前提に費用の変動費化を進め、谷では固定費を絞って耐える。洗浄・分析サービスの比率を高めて収益の質を上げる方針が特徴になっている。
半導体の設備投資と、装置大手の外注方針、中国市場の扱いに依存する。人工知能向けを軸に装置の需要が伸び続けるか、大手が組み立ての外注を増やし続けるか、比重のある中国の装置需要が輸出規制で絞られないか、そして人件費の安い拠点への生産移管で利幅を守れるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $711M(41%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$312M
- 他の流動資産$648M
- 固定資産$769M
- 流動負債$301M
- 長期借入金$481M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.1B
- 売上成長率
- −2.1%
- 粗利率
- 15.7%
- 営業利益率
- −5.2%
- 純利益率
- −8.8%
- ROE
- −25.5%
- ROIC
- −7.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $66M
- フリーCF
- $15M
- 営業CFマージン
- 3.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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