景気敏感な事業で、配当も出す会社
住宅、小売、産業という需要の波がずれた三市場へ、同じ木材を加工し分ける事業の組み合わせが最大の強み。全国の工場網と調達力は地場業者に真似できず、木材価格の転嫁の仕組みが市況の振れを和らげる。倹約と現場主義の文化で、地味な加工業を磨き続ける堅実な会社の立ち位置にいる。
製材を仕入れて加工し、用途別に売り分ける事業が収益の柱。住宅向けには防腐処理材や屋根の骨組み、小売向けにはホームセンターに並ぶデッキ材や柵、産業向けには機械や貨物を守る木製の梱包材を供給する。木材価格の変動を販売価格に転嫁する契約を多用し、価格の上げ下げより加工の付加価値と数量で稼ぐ構造になっている。
住宅と製造業が同時に冷え込むと、三本柱が揃って細る。木材価格の急落は在庫の評価損と売上の目減りを同時に招く。加工品の一部は汎用品で、地場の競合との価格競争から逃げられない。買収で広げた事業の管理が緩むと、分散の利点が非効率の山に変わる。
連続増配を続けながら、利益を小さな買収と工場の自動化に再投資する経営。ほぼ無借金の財務を保ち、市況の谷を仕込みの機会に変える。付加価値の高い新製品の比率を高め、汎用品の価格競争から距離を取る方針が特徴になっている。
住宅建設と修繕の需要、産業の出荷量、木材価格の転嫁に依存する。住宅着工とリフォームが部材の需要を支えるか、製造業の生産が梱包材の数量を保つか、木材価格の急変を契約と在庫管理でしのげるか、そして小さな買収の積み重ねで加工の幅を広げ続けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.1B(76%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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