
売上が高い成長を続けている会社
医療機器の部材を、素材の加工から組み立てまで一貫して引き受ける専門性と、医療という利益率の高い分野へ軸足を移した転換が最大の強み。いったん医療機器に組み込まれると、規制の都合で簡単には切り替えられない。緩衝材の会社から医療部材の受託メーカーへと姿を変え、成長してきた立ち位置にいる。
医療機器メーカーから依頼を受け、手術用の器具を入れる容器や、患者の体を保護する当て物、使い捨ての医療部材などを、素材の加工から組み立てまで一貫して作って供給するのが収益の柱。かつては工業用の緩衝材や包装が中心だったが、買収を重ねて利益率の高い医療向けへ軸足を移した。医療機器に組み込まれる部材の受注で稼ぐ構造になっている。
医療機器メーカーが部材を内製化したり、別の受託先に切り替えたりすれば、受注を失う。買収を重ねた拡大は、高値づかみや統合の失敗が高くつく。特定の大口の医療機器メーカーへの依存が大きいと、一社の方針転換が響く。残る工業向けの事業は景気に連動し、原材料費の上昇も採算を圧迫する。
配当を出さず、現金を医療向けの会社の買収に充てて成長を追う経営。利益率の高い医療への集中を進め、工業向けの事業は補完に位置づける。医療機器メーカーとの長い取引関係を土台に、買収で部材の幅と規模を広げる方針が特徴になっている。
医療機器の需要と、買収の統合、受注の継続に依存する。手術や治療の件数が医療部材の需要を支えるか、買収した医療向けの事業をうまく束ねられるか、医療機器メーカーとの取引を長く保てるか、そして工業向けの残る事業の波を医療で補えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $655M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $424M(65%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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