配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
深い海から浅い海まで対応する世界最大級の掘削船隊を持ち、海洋掘削という参入障壁の高い分野で大手の地位にある点が強み。経営破綻を経て財務を立て直し、身軽になって市況の回復を取り込める体制になった。原油高の局面では料金が大きく上がり、稼ぐ力が跳ねる立ち位置にいる。ただし市況次第のもろさも併せ持つ。
海底の石油・ガスを掘るための掘削船や海上の掘削装置を保有し、石油会社に貸して掘削作業を請け負う料金が収益の柱。深い海に対応する掘削船から、浅い海で脚を立てて使う装置まで、世界最大級の船隊を持つ。契約期間に応じた日当のような料金を得る。海洋掘削の設備とサービスを提供して稼ぐ構造になっている。
原油価格が下落すると、石油会社が海洋開発を絞り、掘削設備の需要が冷えて料金と稼働率が下がる。海洋掘削は原油価格の波をまともに受け、業績が大きく振れる。掘削設備は維持費が重く、稼働しない期間の負担が大きい。過去に業界全体の供給過剰で経営破綻した経緯もあり、脱炭素の長期の逆風も重しになりうる。
配当を出さず、利益を掘削設備の稼働率の維持と、長期契約の確保、財務の管理に振り向ける経営。原油価格と海洋開発の波で大きく振れる事業で、世界最大級の船隊を生かして料金と稼働を高く保ち、市況の上昇局面を取り込んで稼ぐ方針が特徴になっている。
原油価格と、海洋油田の開発需要、掘削設備の需給に依存する。原油価格が高く石油会社が海洋開発に投資するか、掘削設備の稼働率と料金を高く保てるか、設備の供給が過剰でないか、そして長期契約を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。原油価格と海洋開発の活発さが収益を左右する。
資産 $5.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.2B(60%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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