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52週レンジ
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強み

深い海から浅い海まで対応する世界最大級の掘削船隊を持ち、海洋掘削という参入障壁の高い分野で大手の地位にある点が強み。経営破綻を経て財務を立て直し、身軽になって市況の回復を取り込める体制になった。原油高の局面では料金が大きく上がり、稼ぐ力が跳ねる立ち位置にいる。ただし市況次第のもろさも併せ持つ。

成長ドライバー

海底の石油・ガスを掘るための掘削船や海上の掘削装置を保有し、石油会社に貸して掘削作業を請け負う料金が収益の柱。深い海に対応する掘削船から、浅い海で脚を立てて使う装置まで、世界最大級の船隊を持つ。契約期間に応じた日当のような料金を得る。海洋掘削の設備とサービスを提供して稼ぐ構造になっている。

リスク

原油価格が下落すると、石油会社が海洋開発を絞り、掘削設備の需要が冷えて料金と稼働率が下がる。海洋掘削は原油価格の波をまともに受け、業績が大きく振れる。掘削設備は維持費が重く、稼働しない期間の負担が大きい。過去に業界全体の供給過剰で経営破綻した経緯もあり、脱炭素の長期の逆風も重しになりうる。

経営の癖

配当を出さず、利益を掘削設備の稼働率の維持と、長期契約の確保、財務の管理に振り向ける経営。原油価格と海洋開発の波で大きく振れる事業で、世界最大級の船隊を生かして料金と稼働を高く保ち、市況の上昇局面を取り込んで稼ぐ方針が特徴になっている。

読みの軸

原油価格と、海洋油田の開発需要、掘削設備の需給に依存する。原油価格が高く石油会社が海洋開発に投資するか、掘削設備の稼働率と料金を高く保てるか、設備の供給が過剰でないか、そして長期契約を確保できるかが、業績を左右する大きな前提になる。原油価格と海洋開発の活発さが収益を左右する。

バランスシート (要約)

資産 $5.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.2B(60%)。

財務状態スコア
A+非常に健全

借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準

資産 (合計)
$5.3B前期比 +20.0%
1,128位 / 4,281社
  • 現金・現金同等物$599M
  • 他の流動資産$626M
  • 固定資産$4.1B
負債 (合計)
$2.1B前期比 −2.1%
1,374位 / 4,239社
  • 流動負債$692M
  • 長期借入金$1.1B
純資産
$3.2B前期比 +41.6%
711位 / 4,239社
自己資本比率の推移
2021
42%
2022
45%
2023
46%
2024
51%
2025
60%

この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。

収益性 (TTM)

売上高
$2.4B
1,067位 / 3,391社
売上成長率
0.3%
粗利率
—
営業利益率
20.1%
純利益率
41.5%
ROE
31.0%
ROIC
8.9%
売上の5年推移

キャッシュフロー (TTM)

営業CF
$546M
854位 / 4,104社
フリーCF
$203M
977位 / 3,300社
営業CFマージン
23.1%
現金燃焼
なし(CFは流入)
フリーCFの5年推移

配当

無配

配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — Valaris の提出書類
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