VCTR
Victory Capital Holdings運用チームの独立性を保ったまま、事務や販売の基盤を共通化して利益率を高める独自の買収モデルが強み。買収した運用ブランドの個性を生かしつつ、コストは規模で圧縮する。業界でも高い利益率を誇り、買収を重ねて預かり資産を積み増す、運用会社の集約者という立ち位置にいる。
投資家から預かった資産を運用し、その残高に応じて受け取る運用報酬が収益の柱。独立した運用チーム(フランチャイズ)を買収で取り込み、それぞれの運用の独立性を保ちながら、売買や事務、販売の基盤は共通化する。投資信託や上場投信、機関投資家向けの運用を幅広く提供し、預かり資産の手数料で稼ぐ構造になっている。
相場の下落で預かり資産が目減りすると、運用報酬が連動して減る。運用成績が振るわないと資金が流出する。低コストの上場投信への資金移動や、運用報酬率の引き下げ競争は業界全体の逆風になる。買収に頼る成長ゆえ、借入の負担や統合の失敗も重しになりうる。
配当を出しつつ、運用会社の買収と、共通基盤によるコスト管理、借入の返済に力を入れる経営。相場で振れる運用報酬を、高い利益率と多様な運用ブランドで支え、買収で規模を広げながら、統合の効率を徹底して稼ぐ方針が特徴になっている。
預かり資産の残高と、相場の動向、資金の出入り、買収の成否に依存する。相場が上昇し資金が流入すると残高が増える。傘下の運用チームが成績で信頼を保てるか、新たな運用会社を適切な価格で買収できるか、そして共通基盤でコストを抑え続けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.4B(57%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$164M
- 長期借入金$970M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.3B
- 売上成長率
- 46.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 36.6%
- 純利益率
- 25.3%
- ROE
- 13.6%
- ROIC
- 11.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $385M
- フリーCF
- $381M
- 営業CFマージン
- 29.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $157M
- 配当性向
- 47.6%
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