VERA
Vera Therapeutics自己免疫が腎臓を攻撃する大もとの仕組みを断つという、対症療法にとどまらない設計が最大の強み。透析を避けたい患者の切実な需要に応える可能性を持つ。一つの難病に的を絞り、後期の試験まで主力候補を進めた段階にあり、承認の現実味が他の初期バイオより高い立ち位置にいる。
まだ承認薬がなく売上はほとんどない開発段階の会社で、当面の資金は新株の発行で賄う。狙うのは、自己免疫の異常で腎臓がじわじわ傷み、放置すると人工透析に至る難病の進行を抑える薬。免疫が腎臓を攻撃する大もとの仕組みを断つ設計を取る。主力候補は後期の試験まで進んでおり、承認にこぎ着けて販売することで、いずれ稼ぐ構造を描く。
後期の主力候補が試験で効き目や安全性を示せなければ、価値の大半が一度に失われる。同じ難病を狙う競合の新薬がすでに動いており、先を越されれば優位を失う。承認まで新株の発行が続き、既存株主の持ち分が薄まる。専門医の少ない領域ゆえ、承認後の普及にも時間がかかる恐れがある。
配当を出さず、限られた資金を主力候補の後期試験と承認の準備に集中させる経営。手元資金の管理を最優先に置き、承認後の販売体制の構築も見据える。一つの難病に資源を絞り込み、後続の候補も同じ免疫の仕組みで広げる方針が特徴になっている。
主力候補の試験結果と、承認、手元資金に依存する。後期段階に入った主力候補が試験で腎機能の悪化を抑える効果を示せるか、当局の承認を得られるか、競合の新薬との違いを示せるか、そして承認まで開発を続ける資金を保たせられるかが、株価を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $735M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $605M(82%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$355M
- 他の流動資産$374M
- 固定資産$6M
- 流動負債$53M
- 長期借入金$75M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- −49.6%
- ROIC
- −36.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$241M
- フリーCF
- −$242M
- 営業CFマージン
- —
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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