VVX
V2X基地運営から装備の整備、物流、情報システムまでを一括で引き受ける幅広さが最大の強み。世界各地の現場で長く実績を重ね、参入の難しい安全保障の領域に深く食い込んでいる。装備を売るのではなく現場を回す役務に徹し、国防に欠かせない受託事業者の立場にいる。
米軍を中心とした政府機関と長期の契約を結び、基地の運営や航空機と車両の整備、物資の輸送、情報システムの運用を一括で請け負う役務の対価が収益の柱。世界各地の駐留拠点で、自前で抱えると割高になる現場の仕事を肩代わりする。数年単位の大型契約を積み上げ、契約の更新と新規受注で稼ぐ構造になっている。
国防予算の削減や政権交代による方針転換は、受注の前提を直撃する。大型契約の更新を競合に奪われると、売上がまとまって消える。役務は利益率が薄く、人件費や物価の上昇を契約に転嫁しきれないと採算が痛む。世界情勢の変化で駐留が縮めば、現場の仕事も減る。
配当を出さず、現金を借入の返済と受注基盤の強化に充てる経営。大型契約の更新を最優先に、利益率の改善と経費の管理を進める。情報システムなど成長する役務の分野で受注を広げる方針が特徴になっている。
国防予算と、契約の受注と更新、人材の確保に依存する。米軍が外部委託に予算を割き続けるか、大型契約を取り直し新たに獲得できるか、世界各地の現場で必要な技能者を集められるか、そして薄い利益率を経費の管理で守れるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.1B(33%)。
おおむね健全。一部の指標に改善余地
- 現金・現金同等物$369M
- 他の流動資産$866M
- 固定資産$2B
- 流動負債$1B
- 長期借入金$1.1B
- 短期借入金$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.5B
- 売上成長率
- 3.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 4.3%
- 純利益率
- 1.7%
- ROE
- 7.2%
- ROIC
- 7.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $182M
- フリーCF
- $170M
- 営業CFマージン
- 4.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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