利息のほとんど付かない預金を厚く抱え、資金を極めて安く調達できる点が最大の強み。これにより、攻めた融資をせずとも高い利ざやを生み、費用を抑えた堅実な運営で着実に利益を上げる。派手な成長よりも安定と効率を重んじる、カリフォルニアの地盤に根ざした地方銀行の立ち位置にいる。
カリフォルニア州を中心に、個人や中小企業から預金を集め、それを融資や安全な債券での運用に回して利ざやを得るのが事業の柱。特徴は、利息のほとんど付かない当座の預金を厚く抱え、資金を極めて安く調達できる点にある。攻めた融資よりも、堅実な運用と費用の抑制を重んじる。集めた低コストの預金と、貸出や債券運用の金利差で稼ぐ構造になっている。
金利の低下は、安く集めた資金の強みを薄め、運用の利回りを下げて利ざやを縮める。預金者が、より高い利息を求めて資金を他へ移せば、低コストの預金の強みが揺らぐ。カリフォルニアの景気の悪化は、融資の貸し倒れを増やす。大手銀行やネット銀行との預金と融資の争いも続く。地域への集中ゆえの偏りも抱える。
配当を続けながら、利息の付かない低コストの預金を生かし、費用を厳しく抑える堅実な経営。攻めた融資や無理な拡大を避け、安全な運用と効率を重んじる。地域に根ざした関係で低コストの預金を守り、安定した利ざやを着実に積み上げる方針が特徴になっている。
金利と、低コストの預金、地域経済に依存する。金利の水準が、抱える低コストの預金を生かした利ざやに有利に働くか、利息の付かない預金を引き止められるか、カリフォルニアの地域経済が融資の健全さを支えるか、そして費用を抑えた手堅い運営を続けられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $934M(16%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 短期借入金$137M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 12.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $122M
- フリーCF
- $120M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $47M
- 配当性向
- 40.4%
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