WING
Wingstopメニューを手羽先に絞り込んだ単純さこそが最大の強みで、小さな店と少ない人手で高い投資利回りを加盟者に約束できる。持ち帰り中心の設計は配達の時代と相性が良く、味付けの多様さが飽きを防ぐ。業態の複製のしやすさを強みに世界へ広げる、外食の成長株の筆頭格の立ち位置にいる。
手羽先と少数の付け合わせに絞った店をフランチャイズ加盟者に展開させ、売上の一定割合の権利使用料と広告負担金を受け取るのが収益の柱。店はほぼ全てが加盟店で、自前の投資が軽く利益率が極端に高い。注文の大半は持ち帰りと配達で、厨房が小さく出店費用も安い。加盟店の増殖と既存店の売上成長の二段で稼ぐ構造になっている。
何年も続いた既存店成長への期待が株価に織り込まれ、わずかな減速でも急落を招く。手羽肉の相場急騰は加盟店の採算を直撃し、出店意欲を冷やす。外食の値ごろ競争が激しくなると、単品特化の業態は逃げ場が少ない。流行の変化や食の安全問題も単一事業の宿命として重い。
配当と自社株買いを続けながら、本部は広告とデジタル注文の基盤に投資する身軽な経営。店舗投資は加盟者に任せ、本部は単価と頻度を上げる施策に集中する。鶏肉の調達改革で加盟店の採算を守る方針が特徴になっている。
既存店売上の成長と、出店の継続、鶏肉のコストに依存する。看板メニューの値ごろ感と新しい味の投入が客足を保つか、加盟者の出店意欲と投資回収の速さが続くか、手羽肉の相場の乱高下を価格設計で吸収できるか、そして海外展開が次の成長の柱に育つかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $693M を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益は支払利息の3.4倍、借金は本業の稼ぎの約5.9年分
- 現金・現金同等物$197M
- 他の流動資産$71M
- 固定資産$426M
- 流動負債$82M
- 長期借入金$1.2B
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $697M
- 売上成長率
- 11.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 25.7%
- 純利益率
- 25.0%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $153M
- フリーCF
- $106M
- 営業CFマージン
- 22.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $32M
- 配当性向
- 18.6%
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