まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
原料の樹脂・塩ビから建築用の製品まで一貫して手がけ、安価な原料を生かして効率よく作れる点が強み。市況で振れる化学品と、住宅向けの比較的安定した建材の二本柱を持ち、収益の振れを和らげられる。北米を中心に競争力のある原料調達と一貫生産の体制を築いた立ち位置にいる。
プラスチックの原料となる樹脂や、配管や窓枠に使う塩化ビニル(塩ビ)などの化学品の販売が収益の柱。これに、塩ビを加工した配管や窓、外壁材といった建築用の製品が加わる。原料から最終製品まで一貫して手がける。市況で値の動く化学品と、住宅向けの比較的安定した建材の、二本柱から稼ぐ構造になっている。
樹脂・塩ビの市況が悪化し価格が下がると、化学品の採算が一気に悪化する。住宅市場が金利上昇や景気後退で冷えると、建材の需要も落ち込む。化学品は世界の需給で値が大きく振れ、設備の増設が重なると供給過剰に陥る。原料価格の高騰も、収益の重しになりうる。市況の波が業績を荒くする。
配当を出しつつ、一貫生産による競争力の維持と、建材事業の強化、効率的な設備運用に力を入れる経営。市況で振れる化学品を、住宅向けの建材と安価な原料調達で和らげ、一貫生産の強みを生かして稼ぎながら、景気の波に耐える財務を保つ方針が特徴になっている。
樹脂・塩ビの市況と、住宅の建設需要、原料となるエネルギー価格に依存する。化学品の需給が締まり価格が高いか、住宅の建設や改修が活発で建材が売れるか、安価な原料を確保できるか、そして製造設備を高い稼働率で回せるかが、業績を左右する大きな前提になる。市況と住宅の二つが収益を左右する。
資産 $20B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $8.8B(44%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約5年分
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