配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
炭化ケイ素という次世代の電力用半導体に早くから特化し、材料の結晶から半導体まで一貫して手がける技術の蓄積が強み。電動化や再生エネで電力を効率よく扱う需要が伸びる中、この材料は省エネに優れる。先行者として技術と生産能力を築いてきたが、巨額投資の重さという弱みも併せ持つ立ち位置にいる。
炭化ケイ素という、従来のシリコンより高い電圧や熱に強い材料を使った半導体の販売が収益の柱。電気自動車のモーター制御や、電力設備、再生エネの機器などで、電力を効率よく扱うのに使われる。材料となる結晶(ウエハー)の製造から半導体まで手がける。次世代の電力用半導体に特化し、電動化の需要を取り込んで稼ぐ構造を目指している。
新工場の立ち上げには巨額の投資と時間がかかり、歩留まりの低迷や需要の伸び悩みは経営を大きく圧迫する。電気自動車の販売の鈍化や、競合の増加による価格下落も響く。多額の借入と先行投資の負担が重く、資金繰りが厳しくなるリスクを抱える。次世代技術への期待先行の段階で、つまずきに弱い構造を持つ。
配当を出さず、資金を新工場の建設と、炭化ケイ素半導体の量産立ち上げに集中投資する経営。次世代の電力用半導体に特化し、電動化の需要を取り込むべく巨額の設備投資で生産能力を築きながら、歩留まりを高めて量産を軌道に乗せ、財務の重さに対処して稼ぐ力を立ち上げようとする方針が特徴。
電気自動車・電力機器の需要と、炭化ケイ素への移行、巨額の設備投資に依存する。電動化で炭化ケイ素半導体の需要が伸びるか、新工場を立ち上げ歩留まりよく量産できるか、巨額の設備投資を賄えるか、そして競合との価格・技術の競争に耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $930M(31%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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