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Western Union世界の隅々に張りめぐらせた、現金の受け渡しに強い膨大な店舗網が最大の強み。銀行口座を持たない人や、現金が頼りの地域で代えのきかない存在になっている。長年の歴史で築いた信頼とブランドは、安価な新興勢がすぐには崩せない。世界の仕送りを支える老舗の立ち位置にいる。
世界各地の提携店や自社の窓口、アプリを通じて、個人が国境を越えて少額のお金を送る際の手数料と、通貨を換える際の差益が収益の柱。出稼ぎの労働者が母国の家族へ送る仕送りが主な使われ方になる。現金での受け渡しに強い膨大な店舗網を持つ。送金の件数と、一件あたりの手数料を掛け合わせて稼ぐ構造になっている。
スマートフォンで完結する安価な送金が広がり、現金を介する高い手数料の仕組みから客が流出する構造的な逆風が最大の弱点になる。手数料の引き下げ競争は採算を削る。各国の送金規制や本人確認の強化は費用を押し上げる。移民を抑える政策や景気後退は、仕送りそのものの量を減らす。
配当を手厚く続けながら、現金を自社株買いにも振り向ける株主還元を重んじる経営。安価な新興勢に対抗するため、自社のアプリ型送金への移行を進める。店舗網の強みを保ちつつ、費用を削って利益を守る方針が特徴になっている。
出稼ぎの送金需要と、店舗網、競合との価格差に依存する。世界の労働移動と仕送りの量が保たれるか、現金に強い店舗網の価値が続くか、安価なアプリ型の送金に客と手数料を奪われないか、そしてアプリへの移行を自前でも進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $8.3B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $958M(12%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$1.2B
- 長期借入金$2.9B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.1B
- 売上成長率
- −3.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 18.7%
- 純利益率
- 12.3%
- ROE
- 52.2%
- ROIC
- 15.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $544M
- フリーCF
- $505M
- 営業CFマージン
- 13.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $309M
- 配当性向
- 61.8%
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