Xenon Pharmaceuticals は、脳の興奮を抑える新しい仕組みの飲み薬で、てんかんとうつ病に挑む臨床段階のバイオだ。
最大の強みは、神経の電気の通り道を狙う創薬で十年以上の蓄積を持ち、主力候補が発作とうつの両方で効果の兆しを示した点にある。一つの薬を複数の脳の病気へ広げられれば価値は何倍にもなる。一方で開発の中心が一つの化合物に集中しており、後期試験の失敗は企業価値の大半を消す。神経の薬は偽薬との差を示しにくく、売上ゼロの期間が延びれば増資の希薄化も避けられない。XENE を読むときは、てんかんの後期試験とうつ病への展開、資金の残高を軸に見るとよい。
