まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
歯科の機器から材料、消耗品までを幅広く手がける世界有数の品揃えと、世界中の歯科医に張りめぐらせた販売網が最大の強み。診療に欠かせない消耗品が安定した収益を生む。歯という尽きない需要を担い、新興国の普及という長期の伸びしろも持つ、歯科の総合大手の立ち位置にいる。
歯科医院や技工所で使う、歯を削る機器や歯型をとる装置、詰め物や被せ物の材料、矯正やインプラントの製品を幅広く作って売るのが収益の柱。世界中の歯科医に、診療に欠かせない道具と消耗品を供給する。消耗品は繰り返し買われ、安定して稼ぐ。機器の販売と、材料や消耗品の継続的な需要で稼ぐ構造になっている。
高額な歯科の機器や自費の治療は、景気後退で先送りされやすい。近年は業績の低迷や経営の混乱が続き、立て直しの遅れが重荷になる。矯正やインプラントでは、新しい技術を持つ競合や直販の新興が市場を奪う。世界展開ゆえ為替の変動の影響も大きく、のれんの評価減を迫られることもある。
配当を続けながら、業績の立て直しに集中する経営。採算の悪い事業の整理と費用の削減を進める。消耗品の安定収益を土台に、矯正やインプラントなど成長分野へ資源を振り向け、世界の販売網を生かす方針が特徴になっている。
歯科の需要と、新興国の普及、立て直しの進捗に依存する。先進国で歯科の受診と自費診療が保たれるか、新興国で歯科医療の普及が進むか、近年の業績低迷からの立て直しが進むか、そして為替の変動や競合との競争をこなせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $5.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(25%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
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