ZBRA
Zebra Technologiesバーコードの印刷・読み取りと業務用端末という分野で高いシェアを持ち、現場のデジタル化に欠かせない存在になっている点が強み。機器とソフトを組み合わせ、業務に組み込まれると切り替えにくい。消耗品や保守の繰り返し需要で安定した収入を得て、小売や物流の効率化の流れに乗る立ち位置にいる。
バーコードを印刷するプリンターや読み取るスキャナー、倉庫や店頭で使う業務用の携帯端末の販売が収益の柱。小売や物流、製造、医療の現場で、商品や荷物を追跡し作業を効率化する仕組みを提供する。機器に加え、ラベルなどの消耗品や、機器を管理するソフト、保守サービスが繰り返し売れる。現場のデジタル化を支えて稼ぐ構造になっている。
景気後退で小売や物流の設備投資が絞られると、機器の販売が落ち込む。ネット通販の伸びが一服すると、倉庫向けの需要が鈍る。機器販売は景気の波を受けやすく、需要の変動が大きい。競合との価格競争や、供給網の混乱による部品の調達難も、収益の重しになりうる。設備投資の波に業績が振られる。
配当を出さず、利益を製品開発と、ソフト・サービスの強化、買収による事業拡大に振り向ける成長志向の経営。設備投資で振れる機器販売を、消耗品や保守の繰り返し需要で和らげ、現場のデジタル化という追い風を取り込みながら稼ぐ力を高める方針が特徴になっている。
小売や物流の設備投資と、現場のデジタル化の進み具合に依存する。各業界が在庫管理や作業効率化への投資を続けるか、ネット通販の拡大で倉庫向けの需要が伸びるか、機器とソフトを組み合わせて売り込めるか、そして消耗品の繰り返し需要を取り込めるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $8.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.6B(42%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$125M
- 他の流動資産$1.7B
- 固定資産$6.7B
- 流動負債$1.9B
- 長期借入金$2.4B
- 短期借入金$141M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $5.4B
- 売上成長率
- 8.3%
- 粗利率
- 48.1%
- 営業利益率
- 13.0%
- 純利益率
- 7.8%
- ROE
- 11.7%
- ROIC
- 9.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $917M
- フリーCF
- $831M
- 営業CFマージン
- 17.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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